在宅勤務で生きるノイキャン機能 ソニー新ヘッドホン

ヘッドホンを装着したまま外の音が聞ける「外音取り込み機能」

その便利さの一方で、消音効果が高いノイズキャンセリングヘッドホンを使っていると、在宅勤務中に家族の呼びかけやドアベルが鳴ったことに気づかないことがある。その点、WH-1000XM4にはヘッドホンを装着したまま、本体に内蔵するマイクで外の音を集音できる「外音取り込み機能」がある。iOS/Androidに対応するモバイルアプリ「Sony Headphones Connect」を使えば、22段階で細かく外音取り込みの強弱が変えられる。また右側のイヤーカップを手のひらで覆うようなジェスチャー操作で、一時的に外音が取り込める「クイックアテンションモード」も便利な機能だ。

モバイルアプリ「Sony Headphones Connect」から、外音取り込みの強弱を22段階で細かく調整できる
右側の側面を手で覆うようなジェスチャー操作により、一時的に素早く外音取り込み機能を起動させる「クイックアテンションモード」

WH-1000XM4には、ヘッドホンを装着したままユーザーが発話した声をマイクが自動認識し、その瞬間に外音取り込みモードに切り替えて音楽再生をストップする「スピーク・トゥ・チャット」というユニークな機能が加わった。発話が終了すると、一定時間が経過した後に自動で元の状態に戻る。屋外を移動中、ちょっとした買い物の場面などで役に立つだろう。

ヘッドホンを着けているユーザーが話し始めると、声を検知して外音取り込みモードに切り替える「スピーク・トゥ・チャット」機能を新たに搭載。声を検知する感度をアプリで調節できる
右側面のタッチセンサーリモコンを2本の指で長押しすると「スピーク・トゥ・チャット」のオン・オフが切り替わる

1000Xシリーズにはソニーが培ってきたヘッドホンの高音質化技術も惜しみなく注ぎ込まれている。そのサウンドは息をのむほど解像度が高く、にじみのないパワフルな低音再生を特長としている。ハンズフリー通話やビデオ会議の機会が増えると、何より「人の声」をとてもクリアに再現できるヘッドホンであることにも気付かされた。

WH-1000XM4は無線・有線接続の両方が利用できるヘッドホンだ。付属するケーブルで素早くPCやデジタル機器の3.5ミリイヤホンジャックに挿して使える

優れたアクティブ・ノイズキャンセリング機能を搭載するワイヤレスヘッドホンは数多くあるが、ソニーの1000Xシリーズは新しく加わった「スピーク・トゥ・チャット」のようにバラエティーに富んだ外音取り込み機能が充実している。ヘッドホンが音楽を聴くためだけでなく、コミュニケーションデバイスとしても進化していることを実感させてくれる製品だ。在宅勤務に役立ちそうな各機能にもぜひ注目してほしい。

山本敦
フリーランスライター。オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経て独立。AI・IoTに関わるスマートオーディオ、4KにVODまで幅広いカテゴリーに精通する。堪能な英語と仏語を活かし、国内から海外のイベント取材、開発者へのインタビューを数多くこなす。
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