スーパーカーでゴルフ 男の夢かなえるマクラーレンGT

スーパーカーの楽しみを十二分に堪能

街中もいいが、高速に入るとさらに楽しくなる。空いている高速では、スピードを抑えるので精いっぱいだ。そして楽しみが最高潮に達したのは、ゴルフ場手前のワインディングロードだ。わずか15分ほどの道だったが、スーパーカーの楽しみを十二分に堪能できた。ブラボー! やはりスーパーカー&ゴルフは素晴らしい。退屈な移動を極上の体験に変えてくれる。

ところが、食事なしで18ホールを回った後の帰り道。久々にスコアで100以上もたたいて打ちのめされたせいもあるだろう、日焼けした腕を眺めながらステアリングを握ると、運転がことのほか疲れるのだ。

スーパーカーは手応えが濃厚でドライビングが楽しい半面、時と場合によってはそれが重すぎるのだ。エンジンサウンドで目がさめるのはいいが、ステアリングは軽くないし、クルマが常にドライバーに対して訴えかけてくる。一瞬、誰かと運転を代われればいいのに、と思ってしまった。もっともスコアが良かったら、帰り道の疲れ具合もまた違ったのかもしれない。やっぱりスーパーカーもゴルフも、メンタルが大事ということのようだ。

ちなみにマクラーレン GTの価格は2695万円(税込み)から。体力、財力、そして精神力。やっぱりスーパーカーのオーナーになるには相応の覚悟が必要だ。

濃厚な運転の楽しさを味わえるマクラーレンGT。疲れているときは薄味が恋しくなることも
小沢コージ
自動車からスクーターから時計まで斬るバラエティー自動車ジャーナリスト。連載は「ベストカー」「時計Begin」「MonoMax」「夕刊フジ」「週刊プレイボーイ」など。主な著書に「クルマ界のすごい12人」(新潮新書)「車の運転が怖い人のためのドライブ上達読本」(宝島社)。愛車はロールス・ロイス・コーニッシュクーペ、シティ・カブリオレなど。

(編集協力 出雲井亨)

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