新型コロナによる外出自粛の反動や、蓄積されたストレス解消のあらわれといわれるのが、「リベンジ消費」だ。抑えていた買い物熱を刺激するのは、手に入れる満足度が高く、価値がそう変わらないもの。男性では、時計に向く場合が多いようだ。NIKKEI STYLE Men's Fashionでも5月以降、時計記事が多くの読者の関心を集めた。なかでもビジネススタイルの王道であるドレス時計やスーツにも合うダイバーズウオッチなど、読者におすすめの「8選」がよく読まれた。コロナ疲れの8月は、15万円以下でコストパフォーマンスが高い8本を紹介しよう。
2020年は例年行われる世界的な時計の新作発表会が軒並み中止を余儀なくされた。さらに製造を一時休止したり、物流が滞ったりしたことから、発売時期を延期するブランドも多数あった。店頭で新作が充実するのはこの秋。夏のリラックスした服装から装いの転換期を迎え、時計も一新すればぐんと気分も変わる。
スポーティーな文字盤の美
モータースポーツ用やダイバーズウオッチ、パイロットウオッチは常に安定した人気を持つ定番時計といえる。デザインが豊富で、限定・復刻モデルが数多く投入されるのも、スポーティーな時計ならではだ。職場の装いのカジュアル化が進んだいま、ジャケット&パンツスタイルにもぴったり。ライフスタイルの様々なシーンで使い勝手がよく、手に入れやすいのはこの2本だ。
タグ・ホイヤー 「フォーミュラ1」
長年にわたりモーターレースの公式タイムキーパー、公式ウオッチを務めてきたタグ・ホイヤー。人気モデルの一つがフォーミュラ1シリーズだ。価格帯も幅広くラインアップが充実していることで知られる。
高精度クオーツのこのモデルはレーシングカーのコックピットから着想したという、人目を引くデザイン。グレー、ブラック、レッドの3色を大胆に組み合わせたダイヤルと、ステンレススチールの3連ブレスレットが都会的。スピード感あふれるデザインは、黒のセットアップスタイルなどでキマりそうだ。
シチズン 「シチズン プロマスター エコ・ドライブ 電波時計 E660 ブルーインパルス エディション」
シチズンは創設60周年を迎えた航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」限定モデルを発売した。何より目を引くのは、ブルーインパルスをイメージしたカラーリング。ラージサイズの時分針と夜光付きインデックスで高い視認性を実現した。文字盤と裏蓋に配した、ブルーインパルスのエンブレムがアクセントとなっている。ひと味違うパイロットウオッチを求める人におすすめだ。
リューズ(つまみ)の簡単操作で世界24 都市の時刻・カレンダーに素早く切り替えられるなど、ビジネスシーンに対応した機能を搭載する。

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