2020/8/12

ポイント投資に使うポイント額をもっと増やしたい人は、2020年9月から21年3月末まで実施される「マイナポイント事業」を活用する手もあります。これはマイナンバーカードを持っている人が、あらかじめ自分が選んだキャッシュレス決済サービスで買い物やチャージをすると、その金額の25%が還元(上限は2万円利用で5千円)されるというものです。このマイナポイント事業で還元されたポイントを使って、ポイント投資の原資をふやしてから始めるのも一つです。

投資を「躊躇」「体験したい」人向け

さて、他の資産運用の手段では「入り口に踏み込む前にはまず出口を確認してから」ということを常々お伝えしていますが、それはポイント投資にもあてはまります。ここまで読んできてポイント投資が気になると思った人は「出口」、つまり「投資した後、最終的に使う際にはどうやって手にするのか」を必ず確認してから始めるようにしてください。

最もポイント投資が向いていると筆者が考えるのは、投資をやってみたいけれど躊躇していたり、投資をまずは体験したいと思っていたりといった人です。もともと「もらったもの」であるポイント、つまり自分の持ち出しがない資金を使うのならば始めやすいのではないでしょうか? そして値動きや手順など投資に慣れてから、自分の資金で本格的に投資を始めるとよいでしょう。

ただし、その場合でもポイントだからと何も考えず気軽に投資するのではなく、そのポイント分を何に投資しているのか、そしてどのような値動きをするのかを意識するようにしてみてください。もちろん、投資ですから必ずふえるわけではない点にはくれぐれも注意が必要です。

まずは自分のためているポイントの種類と額を確認し、ポイント投資を自分ならどう活用するのか考えてみてはいかがでしょうか。

中里邦宏
ファイナンシャルプランナー(CFP)、マネーディアセオリー株式会社取締役副社長。上場メーカーで設計担当後2004年にFP事務所を開業、16年に法人設立。顧客が納得するまでシミュレーションを繰り返すライフプラン相談を中心に、資産運用教育、ライフプランツールのプランニング、ロジック提供なども手がける。日本証券アナリスト協会検定会員、1級FP技能士、DCプランナー1級。

「ニューノーマル」「新常態」とも呼ばれる新しい生活様式が広がりつつあります。コロナで一変した家計の収入や支出、それに伴うお金のやりくりをどうすればよいかも喫緊の課題です。連載「コロナの先の家計シナリオ」は専門家がコロナ後のお金にまつわる動向を先読みし、ヒントを与えます。

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