ATMでの「密」も避ける おトクなネットバンキングコロナの先の家計シナリオ ファイナンシャルプランナー 浅田里花

2020/8/4
写真はイメージ=PIXTA
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新型コロナウイルスが終息する兆しはいまだ見えませんが、銀行でのお金の引き出しや振り込みなど、私たちは普段の生活に必要なお金のやり取りをやめるわけにはいきません。ファイナンシャルプランナーの浅田里花さんは「コロナ対策の一環として、この機会にインターネットバンキングに挑戦してみては」と提案したうえで、様々なセキュリティー対策も紹介します。

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長い闘いになりそうなコロナと私たち。マスクや手洗い、3密を避けるためのソーシャル・ディスタンス(社会的距離)といった「新しい生活様式」も随所で定着しつつあり、たとえ終息したとしても、コロナ以前とは違った日常になるような気がします。3密を避ける方法の一つとして活用したいのがネットバンキングですが、利用に際してはセキュリティー対策が不可欠です。

「密」になりやすいATMコーナー

新しい生活様式が提言された5月ごろ、スーパーやコンビニはいち早く、間隔を空けて並ぶようレジを待つ列の床に目印をつけはじめました。最初は戸惑った人も多かったようで、気づかずに割り込んだり、すぐ前の人に近づいたりする様子を多く見かけました。しかし、今では当たり前のようにみんなが目印に従って並んでいます。

そんな中、気になっていたのは銀行のATMに並ぶ人がかなり密接していたことです。今でこそ1メートル程度の間隔を空けた目印が床にありますが、スペースの関係から左右に折り返しながら並ぶのが一般的なATMコーナーです。縦の間隔を空けても、横の列の人とは「結構近い」と感じざるを得ません。

誰もができれば密接して並びたくはないでしょうが、「給料日や休日前に現金を引き出したい」「月末までに振り込み手続きをしなければならない」など、やむを得ず並んでいるのだと思います。空いている日や時間帯に行ければいいものの、そう思い通りにはいきません。

振込手数料もATMより優遇

対策の一つとして、このコラムの「コロナで急増、キャッシュレス決済 使いすぎどう防ぐ」でも触れたように、なるべくATMコーナーに並ばなくても済み、現金を持ち歩く必要性も低くするキャッシュレス決済の比率を増やすことがあげられます。

そして、振り込みなどの手続きはネットバンキングを活用することがお勧めです。開店や閉店の時間を気にせず、自身の都合のよいタイミングで利用できるうえ、振込手数料もATMより優遇されているのでお得です。現金派の人にとってネットバンキングに踏み出すのは心理的なハードルが高いかもしれませんが、コロナ対策の一環としてこの機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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