免疫暴走、ズーム疲れ、ブラックホール 注目ニュース
例年なら、お盆休みの真っ只中、皆さんはどのようにお過ごしですか? この文章を読まれているということは、ナショジオの世界が気になっているのかもしれません。
そんなあなたのために、今回は今年前半(20年1月1日から7月20日まで)に、読者のみなさんに読まれた記事をご紹介したいと思います。
【1位】新型コロナ関連記事
頭抜けてよく読まれたのが、「新型コロナウイルス」に関連する記事。中でも、以下の5本の記事は、他を大きく引き離して閲読されました。どの記事も情報が早く、ナショジオ独自の視点があったことが、多くの方に読まれた理由だと思います。
他の感染症と比べたコロナの危険度の解説。感染による重症化でサイトカインストームが起きることを説明したり、「春になれば収まる」「夏になればウイルスは消える」という説が広まる中、そうならない可能性を示す記事などが関心を集めました。
【第2位】学者困惑 ブラックホールがのみ込んだ謎の天体の正体
宇宙では人知を超えることが実際に起きていました。ブラックホールがのみ込んだ天体は、まだ「諸説あり」です。
テレワークの定着とともに、多くの人が使うようになったビデオ会議。簡易に利用できることから普及したWeb会議システム「ズーム」の良し悪しを科学的に検証しました。
【第4位】感染症の「集団免疫」対策 なぜ英国は撤回したのか?
古来から人類が遭遇してきた感染症の数々。ほとんどの感染症は、被害がやがて消えていきます。その理由の一つが「集団免疫」です。新型コロナに有効なのかを解説しました。
【第5位】コロナ感染、いつまで体内に残る? 潜伏するウイルス
新型コロナに陽性になったら、ウイルスはいつまで体内にいるのか――。感染しなくても気になる疑問に、ナショジオが答えます。
【第6位】漂流した島で31年一人暮らし 真の孤独が創造性を育む
現代のロビンソン・クルーソーなのか。数奇な人の運命ではありますが、現代社会に縛られる私たちから見ると、ある種うらやましくもある男性の物語です。
【第7位】欧州の歴史が大きく変わった 黒死病の後に起きたこと
「ニューノーマル」は初めてではありません。かつて欧州の4分の1もの人を亡き者にした黒死病は欧州の歴史を大きく変えるきっかけにもなったのです。
【第8位】ハワイ深海でサメと巨大イカ激闘 初めて証拠見つかる
巨大生物同士の対決はこれまでも予想されていました。今回、初めてその証拠がサメから見つかりました。
【第9位】15日ごと変異、陰謀論否定 遺伝子技術で見るコロナ
新型コロナを遺伝子技術の見地から見てみました。俗説の真偽やウイルスの進化の速度など、様々なことが分かりました。
【第10位】米兵も泣き叫んだ硫黄島の激戦 傷癒えぬ元兵士が語る
日本が終戦を迎える半年前、南洋で日本軍と米海軍が、文字通り死力を尽くして闘った激戦です。戦地に臨んだ米側の海兵たちにとっても、いかに過酷な戦いだったかを感じる記事です。
いかがだったでしょうか。圧倒的に新型コロナや、関連した話題に読者の関心が集まりました。夏休み明け後は、コロナから離れて、地球にまだまだある未知の世界の話題で、読者の皆さんの知的好奇心に応えていければと思います。これからのナショジオにも、ご期待ください。
(文 編集部、日経ナショナル ジオグラフィック社)
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