自分の強みを再認識することで自信再生

不安が可視化され、対策案が考えられたら、あとは勢いをつけて立ち向かうだけです。自分に一番自信を与えてくれるのは「長所を伸ばす」、つまり強みを生かしていく方法です。過去の自分の仕事を振り返って、まずは自分が活躍できそうな仕事上の役割を確認してください。

たとえば、あなたは以下のどの役割が、一番自分の強みだと思いますか?

A もうかる仕組みを作る人
高い専門性と事業運営に関わるスキル・経験を持って、新たな経営課題・事業課題に対応、あるいはもうかる仕組みを生み出す

B もうかる仕組みに専門性を提供する人
高い専門スキル・ノウハウを強みとして事業に必要な専門性を提供する

C もうかる仕組みを運営し、価値を生み出す人
既存の仕組みの中で、組織として業績を拡大したり、仕組みを持続させる実行者

D もうかる仕組みの中で定型的業務をする人
既存の仕組みの中で、定型的業務を遂行し成果を上げる

今、自分の強みがどの領域にあるのか、そして今後は、同じ領域でさらに経験を掘り下げたいのか? 別の領域に変わっていきたいのか? そういうことも考えてみていただければと思います。

また、上記とは別の視点で、仕事をしていくうえで自分が得意だと考えるスキルはどんなものがあるのかも押さえておいてください。大きく分けて、「仕事の進め方」と「人との関わり方」という2つの視点があります。

まず「仕事の進め方」では、どんな強みがあるのか?

成果を上げるために

(1)現状をしっかり把握することに強みがあるのか
(2)課題を発見し、目標を設定するところに強みがあるのか
(3)課題解決のための計画立案能力で力を発揮しやすいのか
(4)決められた計画を確実に遂行していく能力が強みなのか

あるいは、上記のうちの複数に強みがあるのか、という視点です。

次に「人との関わり方」では、

(1)社内でのキーパーソンへの対応が強みなのか
(2)社外の利害関係者への対応に強みがあるのか

といった視点です。

これらの観点をもとに、自分の強みを整理し、把握したうえで、今後のキャリア構築にまっすぐ向き合っていただければと思います。会社や組織から評価されるだけが人生ではありません。自分自身が大切にしたい働き方や価値観、環境もしっかり視野に入れて、仕事人生の後半戦に挑戦していただければ幸いです。

※「次世代リーダーの転職学」は金曜掲載です。この連載は3人が交代で執筆します。

黒田真行
ルーセントドアーズ代表取締役。日本初の35歳以上専門の転職支援サービス「Career Release40」を運営。2019年、中高年のキャリア相談プラットフォーム「Can Will」開設。著書に『転職に向いている人 転職してはいけない人』、ほか。「Career Release40」 http://lucentdoors.co.jp/cr40/ 「Can Will」 https://canwill.jp/

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