日経ナショナル ジオグラフィック社

2020/7/15
2004~2008年にセントへレンズ山は再び活動をはじめ、火口の中心にある溶岩ドームから噴出した溶岩が新しい溶岩尖塔を形成した。その結果氷河は2つに引き裂かれ、ドームを抱える2本の腕のように伸びて、火口の北の縁へ向かって流れ出した。奥に見えるのはスピリット湖(PHOTOGRAPH BY ERIC GUTH)
2017年、クレバス洞窟の縁を調査する救急隊長のトム・ガール氏(PHOTOGRAPH BY ERIC GUTH)
セントへレンズ山の火口にできたクレバス洞窟に初めて入ってみて、予想外の広さに驚く探検隊(PHOTOGRAPH BY ERIC GUTH)
東西に分かれて溶岩ドームを取り巻くように流れるクレーター氷河について、写真で説明する公園職員(PHOTOGRAPH BY ERIC GUTH)
クレーター氷河は、アラスカ州を除く米国本土で最も新しく、最も速く移動する氷河で、今も成長し続けている。北に向かって開いているU字型火口は、周囲を高い壁に取り囲まれているため、年間を通してほとんど日が当たらない(PHOTOGRAPH BY ERIC GUTH)
科学者で測量技師のニール・マーチントン氏(手前)と、森林ガイドのジャレッド・スミス氏が懸垂下降する先に、ゴジラ洞窟が口をあける。この洞窟は、スミス氏が2013年に発見した(PHOTOGRAPH BY ERIC GUTH)
クレバス洞窟の天井から融解して落ちた水が地面で再び凍結し、風に削られてできた奇妙な形の氷(PHOTOGRAPH BY ERIC GUTH)
前日、ヘリコプターの迎えが着陸できなかったため、一夜を明かした洞窟をあとにするエディ・カータヤ氏とチームメンバーたち(PHOTOGRAPH BY ERIC GUTH)
クレバス洞窟の初調査で、詳細なスケッチを描く測量隊リーダーのスコット・リン氏。後に、チームはデジタルマッピング法に切り替えた(PHOTOGRAPH BY ERIC GUTH)

(文 CRAIG WELCH、写真 ERIC GUTH、訳 ルーバー荒井ハンナ、日経ナショナル ジオグラフィック社)

[ナショナル ジオグラフィック 2020年6月14日付の記事を再構成]