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美食をあきらめない、今は個を極めるとき 成沢シェフNARISAWA 成沢由浩オーナーシェフ(上)

ドン・ペリニヨンとコラボレーションした「NARISAWA × Dom Perignon Stay Home Collaboration」。5月限定で発売した

――4月からは高級な持ち帰り商品の販売を始めました。その狙いは何ですか。

外出自粛を余儀なくされているとはいえ、人は生きている限り毎日食べ続けます。それは家でもレストランでも同じこと。だったら形を変えて食事を提供すればよいと考えました。最初はバーの「BEES BAR by NARISAWA」(東京・港)でカジュアルなテークアウト商品を販売しましたが、同様の商品は多くの店で販売しています。

NARISAWAらしさとは何か。店にはこれまで、誕生日や結婚記念日などの特別な日に利用されるお客様がたくさんいらっしゃいました。外出を控えている間にも記念日は訪れます。プロが作るごちそうを食べたいと思うときもあるでしょう。そうしたシーンに楽しんでいただけるよう、自宅で楽しめるごちそうを作ることにしました。

現在は主に1万5000円(税込み)、2万5000円(同)、3万5000円(同)の3種類を販売しています。いずれも8種類の日替わり料理を盛り付けています。どれもメーンに近いボリュームのある料理なので、夫婦でシェアする方もいます。持ち帰りのほかにデリバリーや宅配便での発送も手掛けており、それぞれの時間に合わせて作っています。食材の調達量はコロナ前より多いくらいです。生産者も驚いています。

発売してからの2カ月間でメニューは3回変えました。5月なら山菜やホタルイカ、サクラマスなどがおいしい時期。6月に入りホワイトアスパラやグリーンアスパラが旬を迎えています。タケノコ一つをとっても京都の白子タケノコや山形の月山筍(がっさんだけ)など旬の食材は変わっていきます。毎回食べれば日本の旬を食べ尽くすことができるでしょう。

5月には高級シャンパーニュ、ドン・ペリニヨンとコラボレーションした「NARISAWA × Dom Perignon Stay Home Collaboration」を発売しました。「ドンペリ」といえば誰もが知っているぜいたく品。困難に打ち勝って祝杯をあげるときに使われる、力強さの象徴でもあります。6月は新政酒造の日本酒と、そのあとは鹿児島の芋焼酎ともコラボレーションする予定です。次の時代に向けて、よりおいしく、より美しいものを求め続けることは諦めません。

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