YouTube、はじめしゃちょーが登録者数1位 嵐は?

日経エンタテインメント!

データは編集部調べ

配信の内容によって複数のチャンネルを使い分けることも多く、上位のYouTuberは、サブチャンネルも軒並みトップ50に入っている。ゲーム実況チャンネル『Hikakin Games』は11位、『はじめしゃちょー2(hajime)』は38位、『東海オンエアの控え室』は40位、ヒューマンビートボックスの『HIKAKIN』は44位、『Fischer’s-セカンダリ-』45位などだ。

続く芸能人・有名人の進出

ランキングの登録年を見ると、トップ50のうち35チャンネルは、登録から丸5年以上たつチャンネル。長くコンスタントに魅力あるコンテンツを配信し続けたことが、登録者の積み重ねにつながっていると見ていいだろう。一方、18年以降の登録でランクインしたのは、19年10月に開設した『ARASHI』の29位が唯一だ。長らく動画配信を待ち望まれていた嵐の参入とあって、登録者数は現在277万人に上っている。

データは編集部調べ。初投稿日でなく、チャンネル登録日を基準とした

19年以降の登録チャンネルに限定したランキングを見ると、目立つのはテレビなど旧来のメディアで人気者のチャンネルだ。嵐に次ぐ2位の登録者数を抱えるのは、江頭2:50の『エガちゃんねる』。「やってみた」系のチャレンジコンテンツの多いYouTubeの中で、体を張って笑いを取りにくい芸風の江頭は、水を得た魚。今年1月の開設からあっという間に200万人以上を集めた。お笑い芸人では吉本興業を離れた宮迫博之の『宮迫ですッ!』、お笑い第七世代のトップを走る霜降り明星『しもふりチューブ』なども最近の開設だ。

お笑い系に交じって大健闘しているのが3位の佐藤健と6位の川口春奈などの俳優たち。佐藤健は大ヒットしたドラマ『恋はつづくよどこまでも』の最終回3日後に共演の上白石萌音を招いて初の配信を行い、ドラマの勢いをそのままYouTubeスタートダッシュにつなげた。川口春奈はヨガや激辛食べ歩き企画、すっぴんから見せるメイク動画などで、飾らない素の姿を見せ、好感度を上げる。

中田敦彦は、カミュの小説『ペスト』や映画『AKIRA』など、話題の出来事や作品をタイムリーに取り上げ、分かりやすく解説する。データは編集部調べ
米津玄師は、登録者486万人に再生回数1億回を超えるミュージックビデオが10曲。『Lemon』のMV再生回数は5.5億回にのぼる。データは編集部調べ

ジャンル別ランキングの表では、テレビなどYouTube以外をメインに活躍する人たちのチャンネルにフォーカスした。登録者数で見れば、以前からミュージックビデオ(MV)の発表の場としてYouTubeを活用しているアーティストが多い。また、バラエティ色が強いチャンネルが人気のYouTubeと相性がいい芸人の進出も目立っている。声優では4月に入って鳥海浩輔(『鳥さん学級』)や梶裕貴もチャンネルを開設し、登録者を集めている。

オリエンタルラジオ・中田敦彦の時事解説系動画(『中田敦彦のYouTube大学』)や本田翼(『ほんだのばいく』)や花江夏樹のゲーム実況など、本職とは一線を画した、趣味や特技の分野で発信するケースが多いのも特徴だろう。

川口春奈は1月31日の初投稿で、「自分のことをもっと身近に感じ、知ってもらいたい」と語った。登録者数100万人も目前だ。データは編集部調べ
花江夏樹は18年12月からゲーム実況を中心に配信。原則、毎週月・水・金曜と決め、コンスタントに動画を配信し続けている。データは編集部調べ

折しも新型コロナウイルス感染症の拡大によって、オフラインでの活動が減っている状況。今後、各界の有名人・著名人によるYouTube進出は加速していくと見られる。

(ライター 横田直子)

[日経エンタテインメント! 2020年6月号の記事を再構成]

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