一緒に行くの? 日本人が取り違えるAre you with me?デイビッド・セイン「間違えやすい英語・聞き手編」(50)with

【日本人の心の中】
Are you with me? ってことは、「一緒にいる」つまり、「一緒に来る?」ってことよね。製品を届けに行くのに私も一緒に来てほしいってことよね? でも今日は大事な打ち合わせがあるんだけど、困ってる様子だし……。

Are you with me? はそのままだと「私と一緒にいますか?」という意味にもとれるので、ユウカはスティーブが「未納品の製品を届けるのに一緒にきてくれないか?」と言ってるのかと思ってしまったようです。実はここでのwith ...は「一緒に」ではなく「理解する」という意味合いになり、Are you with me?で「私の言ってること理解できていますか?」「話についてこられていますか?」と相手に確認をするときのフレーズになるのです。

では会話での使い方を見ていきましょう。

A: Are you with me so far? ここまでわかりますか?

B: Yes, I understand. Please continue. ええ、わかってます。続けて。

上記のように、so far(ここまで)を伴って、説明途中で相手が正しく理解できているかを尋ねるときに使います。ビジネスにおいて少し込み入った話だったり、相手があまりわかっていなかったりするときに「大丈夫ですか? ついてこれてますか?」と確認の意味を込めて使います。また、友人や家族など親しい人たちとの会話では、

A: Hey, are you with me? ちょっと、聞いてるの?

B: Sorry, I was thinking about something. What did you say? ごめん、考えごとしてた。なんだっけ?

と、上の空の相手に対して「話ちゃんと聞いてるの?」と注意を向けさせるようなシチュエーションでもよく使われています。また、日常会話においては、電話などで途中聞こえづらくなったり、ショックなどを受けて相手が黙ってしまったときに「聞こえる?」「聞いてるの?」という場面で使います。

A: Hello? Are you still with me? もしもし?まだ切ってないよね?

B: I'm here, but it's really hard to hear your voice. ええ、でも声が聞こえづらいの。

また、疑問形ではなくI'm with you.だと「君と一緒にいるよ」という意味でも使われますが、「あなたに賛成です」という意味で使われます。相手の意見に対して「気持ちは一緒だよ」「同感だよ」という気持ちを込めて使われます。Are you with me?(ついてきてる?)、I'm with you.(あなたの気持ちと同じ)のどちらもwithのもつ「一緒に」というイメージを押さえておけば、すんなりイメージしやすくなるのではないでしょうか。

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