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リアルに飲み行った気分 擬似ワイナリーツアーで満喫

作り手側の思いを知って、実際にワインを飲むと味わいも格別だ

初回に記者も参加させてもらった。あいにくの雨模様で、ワイナリー周辺の景色は残念ながらお預けだった。だが、畑で育つカベルネソービニヨンやメルローの木々の緑は目に優しく、ワイナリースタッフが飼育する羊の鳴き声も聞こえ、まるでその場にいるかのような錯覚を覚えた。

個人的に国産ワインを飲む機会はふだん乏しい。ワイナリーツアー終了後、余った日本固有のマスカット・ベーリーAを用いた赤ワインを夕食の肉料理と合わせたら、なかなかいけた。「ワインは料理の引き立て役」「ブドウも、作り方も昔と変わり、おいしくなった」。そんな薬袋さんの話を思い出し、うなずく自分がいた。

「ワイノミではリアルなイベントも開催してきたが、コロナの影響で実施が難しくなったため、オンラインで何かできないか模索してきた。巣ごもり生活の発散や、参加者がみな同じワインを飲むことで、通常のオンライン飲み会以上に盛り上がるのでは」と話すのは、オンラインツアーを企画した同百貨店の千賀啓司部長だ。

ワイナリーツアーは来月以降も毎週1回のペースで継続して方針で、すでに「満員」となった回もある。南アフリカやスロベニアなど海外のワイナリーとも結び、ラインアップは国内だけに限らない、という。毎回5000円~1万円前後の参加費が必要だが、費用は実質飲み比べ用の当該ワイナリー産のボトル代(送料代等込み)。海外のワイナリーのツアーも加われば、交通費を考えるとむしろ割安に思えてくる。

何かと影響が大きいコロナ禍だが、オンラインワイナリーツアーは思わぬ副産物になるかもしれない。

(堀威彦)

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