昼は明るい日に満ちて、夜はシックな雰囲気のパレスホテル東京のロビー

次にご紹介するのは、世界的なラグジュアリーホテルやリゾートが集まった「ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド」に加盟する2つのホテル。まずは、皇居外苑の前に品格ある佇(たたず)まいを見せる「パレスホテル東京」だ。1961年に近代的ホテル「パレスホテル」として開業し、建て替えのための休館を経て2012年に「パレスホテル東京」としてグランドオープンした。2019年にはトランプ米大統領が宿泊して話題を呼んだ。

アイビーハウス当時から、たっぷりの具材とコクのあるソースのカレーは大人気

パレスホテル東京のお取り寄せでチョイスしたのは、建て替え前の1977年より2009年までランチカレーの専門店としてホテル内で営業していた「アイビーハウス」の味を継承したレトルトカレー。アイビーハウスは東京・丸の内を中心に多くのオフィスワーカーやホテルゲストに愛された人気店。

レトルトカレーの詰め合わせ。黒い箱には、上品な金色のリボンがかけられてくる

和牛ビーフカレー、地鶏チキンカレー、黒豚ポークカレーの3種類(いずれも2人前)で、3種類の詰め合わせセットは7128円。じっくり炒めたタマネギの甘味とコク、そしてブツブツした食感が生きたソースは当時の味そのままで、お皿をさらえたいおいしさだ。

3種ともレトルトカレーの概念が覆るぐらいの肉の量で、開発にあたっては柔らかく煮込んだ肉が崩れないように大きな塊で残すのに苦心したという。和牛とポークは20グラムある大きな肉が6個ほど、チキンは愛知産名古屋コーチンのモモ肉が120グラムが具材と共に入っていて、いずれも食べ応え十分だ。

パレスホテル東京の伝統の逸品と言えば、1階の「グランド キッチン」で提供されている伝統のローストビーフなども有名だが、このレトルトカレーは長くファンに愛された伝統の味をベースに老舗の味を再現した至福のカレーである。