お取り寄せで宿泊気分 名門3ホテルの味を楽しむ

1936年築の万平ホテル本館アルプス館は、クラシックなホテルの顔
1936年築の万平ホテル本館アルプス館は、クラシックなホテルの顔

新型コロナウイルスの影響でテークアウトやオンラインでのお取り寄せがブームだ。ホテルのお取り寄せも人気の一つになっている。愛好者の要望を踏まえて商品化されたものの中には、ユニークな逸話を持つものも少なくない。外出や移動の自粛が続く中、今回はホテルの歴史が生み出したお取り寄せの名品をご紹介しよう。

長野県軽井沢にある「万平ホテル」の歴史をひもとくと、前身は江戸後期の旅籠「亀屋」まで遡る由緒あるホテルだ。滞在した英国人が本国の気候や雰囲気と似ている軽井沢を愛したことから、国際的に知られる避暑地として発展してきたという。「万平ホテル」として現在の地に開業したのは1902年。日本クラシックホテルの会にも加盟する名門ホテルの一つだ。

国内外の多くの著名人が滞在してきた万平ホテル。ホテルのホームページにはジョン・レノンが「1976年から1979年までの4シーズン、毎年、夏にアルプス館に宿泊」とあり、彼が弾いたピアノが今も史料室に置かれている。そんなジョン・レノンが愛したロイヤルミルクティーは、カフェテラスで味わえるが、「万平ホテルオリジナル紅茶(ティーパック5袋1,026円)」を取り寄せて自宅で味わうこともできる。

ジョン・レノンが作り方を直伝してメニューに載ることになったロイヤルミルクティー

濃く出した紅茶にたっぷりのミルクを注ぐ。インド産の爽やかなニルギリと香り高いダージリンでまろやかなのに後味はさっぱりとする。ぜひ合わせたいのが、これもファンの多い「アップルパイ(2,020円)」。甘酸っぱいリンゴがたっぷりと入り、それにレーズンやシナモンが風味を添える。

アップルパイを温めて、アイスクリームを添えてもおいしい

自宅でロイヤルミルクティーを淹(い)れて、アップルパイと共にひととき優雅な気分を味わったが、またいつか軽井沢の緑に囲まれた雰囲気のカフェテラスでもリアルに味わってみたいものだとつくづく思う。

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