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「ファン・フォルクセン ロートシーファー リースリング カビネット2016」

ドイツの銘醸地ザールで、ドイツを代表するリースリング種から造られた辛口の白ワイン。この地域特有の赤色粘板岩土壌に由来するスパイシーな味わいが特徴。醸造過程でわずかに残したブドウの糖分がリースリングの酸味を和らげ、心地よい味わいに仕上がっている。希望小売価格3300円(税抜き)。

心地よい味わいの「ファン・フォルクセン ロートシーファー リースリング カビネット2016」

「ナカムラ・セラーズ ノリア シャルドネ サンジャコモ・ヴィンヤード2017」

日本人醸造家の中村倫久氏が米カリフォルニア州で造るシャルドネ種100%の白ワイン。カリフォルニアのシャルドネと言うと、特にデイリーワインのクラスでは、酸味が乏しく味わいのバランスを欠いたものも多いが、高級ワイン産地として名高いソノマコースト地区のブドウから造られたこの白ワインは、熟した果実の香りとさわやかな酸味を兼ね備えたバランスの優れたワインだ。希望小売価格4900円(税抜き)。

日本人醸造家が米カリフォルニア州で造る「ナカムラ・セラーズ ノリア シャルドネ サンジャコモ・ヴィンヤード2017」

紹介したワインは、ワイン単体でも十分楽しめるが、それなりの料理と合わせれば、よりファーストクラスに乗った気分になれること請け合いだ。料理はもちろん自分で作ってもいいが、自分ではなかなか作れない「レストランの味」を取り寄せるという手もある。

不幸中の幸いと言えるかもしれないが、東京や大阪を中心に依然、レストランの営業自粛が続くなか、有名レストランの料理を自宅で味わうことも、今なら可能だ。実際、筆者も時々、知り合いの経営するミシュランガイド掲載のレストランから「鴨(カモ)もも肉のコンフィ」や「和牛ほほ肉の赤ワイン煮込み」などを取り寄せ、ワインと合わせて楽しんでいる。

贅沢気分も満喫でき、非常にささやかながら、新型コロナで大打撃を受けている飲食業界の支援にもなる。こんなワインの楽しみ方も悪くない。

(ライター 猪瀬聖)

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