ドイツのA.ランゲ&ゾーネは鐘の音によって時刻を知らせる複雑な機構を持つ「ツァイトヴェルク・ミニッツリピーター」と、スポーツラグジュアリーウオッチ「オデュッセウス」からそれぞれ、ホワイトゴールドモデルの新作を発表した。
ツァイトヴェルク・ミニッツリピーターは2015年にプラチナモデルが発売された。瞬転数字式時刻表示と十進式ミニッツリピーターを同時搭載し、表示窓から見える数字と同じ数の鐘の音が鳴り響く。
ボタンを押せば左ハンマーと右ハンマーが打ち鳴らす、高音と低音、重複音によって時刻を知らせる。機構の正確さと、透き通るような音の質にこだわって開発された、希少な時計だ。
発表された新作はホワイトゴールドのケースに深いブルーのダイヤルを納めた優美なモデルで、30本の限定となる。6月以降、ブティック限定での取り扱いとなる予定。
「オデュッセウス」は19年10月、ランゲとしては初めてステンレススチールを採用した、スポーツラグジュアリーウオッチだ。
新作のホワイトゴールドモデルは文字盤がシックなグレー。ケースと一体となったレザーベルトかラバーベルトかを選択できる。7月以降の発売を予定している。
また、同社はこのほど、優れた時計師の育成を目的に10年より主催するコンテスト”ウォルター・ランゲ・ウォッチメイキング・エクセレンス・アワード”の10回目の受賞者を発表した。
5カ国から参加した次代を担う時計師の卵8人の中から優勝を勝ち取ったのは、東京のヒコ・みづのジュエリーカレッジに在籍する、篠原那由他さん。篠原さんの作品は「スロームービング・レトログラード」と名付けられ、そのムーブメントは、完全に機能するだけでなく仕上げ装飾も美しいと高い評価を得た。

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