コスパがいい 「第2世代iPhone SE」の魅力を解剖戸田覚の最新デジタル機器レビュー

長く使える「超高性能」が最大の魅力

iPhone SE(第2世代)の最大の魅力は、チップに最新の「A13 Bionic」を採用していることだ。これはiPhone 11と同じチップセットで、現時点で最高性能の心臓部ということになる。手ごろな価格のモデルとして一定の人気があるiPhone XRより性能では上回っているのだ。Androidスマホでも4万~5万円のモデルは一定水準のCPU(中央演算処理装置)を搭載するが、性能ではiPhone SE(第2世代)が上回るケースが多いだろう。

ここまでの高性能を生かす用途となると、一般にヘビーなゲームやビデオ編集などが思い浮かぶ。だが、iPhone SE(第2世代)のユーザーで、そのような使い方を目的にする方は多くないだろう。

この高性能が魅力なのは、「長期間」「快適」に使えることだ。現在、iPhone 7を使っているユーザーでも、ライトユースなら「まだ快適」と思う方が少なくないだろう。4年前のスマホとしては素晴らしい。iPhone SE(第2世代)もライトユースなら、4~5年は快適に使えるはずだ。

少々気になるのが、バッテリー駆動時間だ。カタログ値ではiPhone 8と同様となっている。買ってすぐはよいのだが、しばらく使い込むと駆動時間が短く感じるだろう。最近のスマホは大容量のバッテリーを内蔵する機種が多い。この点は、少々コンセプトが古いと感じる部分だ。

なお、充電はiPhoneシリーズ共通の端子「Lightning」だ。他の機器との連携を考えると、早くUSB-C端子に変更してほしいところだ。なお、ワイヤレス充電にも対応する。

充電の端子はLightningを採用する
ワイヤレス充電に対応する

ディスプレーは小さく解像度も低い

ディスプレーのサイズは、前述の通り4.7インチだ。iPhone SE(第2世代)は、入門ユーザーやライトユースのユーザーの人気が高くなるはずだが、中年以上の方はきちんと確認してから手に入れた方がいい。現在、多くのスマホが採用している5.5インチ以上のディスプレーと比べると、4.7インチはとても小さく感じる。

もちろん、ディスプレーが小さいと本体がコンパクトになるので、持ちやすくポケットの中でもかさばらないメリットがある。だがしかし、画面が小さいと文字が見づらくなる。老眼気味の方は、このサイズで本当に良いのか、購入前に確認することをお勧めする。ウェブページが見づらいと、スマホの利用価値が下がってしまう。

また、ディスプレーの解像度は、1334×750ドットと低い。結果、よく見ると画面がざらついて感じる可能性がある。この点は、iPhone 11シリーズや、他のAndroidスマホに比べても大きく劣っているところだ。もちろん、画質にはさほどこだわらないなら、まったく問題はない。

右のiPhone 11 Pro Maxと比べるとディスプレーのサイズは驚くほど違う
ウェブページを閲覧しても表示できる情報量はかなり違う
写真を表示したときの迫力も違う
画面をアップで撮影すると、左のiPhone SE(第2世代)はややぼんやりと感じるだろう
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