「給料をもらう」時代の終わり 報酬獲得型に様変わりミドル世代専門の転職コンサルタント 黒田真行

「待ち」を脱して、「自ら提案する人」に

自分が長年経験してきた本職の経験スキルを活用して、他社の業務を手伝う形で「他流試合」を経験して評価を受けることによって、「会社の外でやっていける自信」を育てられる形が一番自然かもしれません。誰かに感謝されたり、誰かの役に立てたりすることは、いくらベテランになってもうれしいものです。また、そうやって小さな業務、少ない金額であっても、自分で自分を売ることによって、より経営的な目線からマーケティングを考えられるメリットもあります。

基本的なことですが、仕事に対して「待ち」ではなく、自ら主体性を持って提案していくことを習慣づけることが最も重要です。副業だからこそ、結果を残そうとする姿勢や、現場の方と信頼関係を築こうとする姿勢が契約先企業との良好な関係構築につながり、結果的に成果を上げる原動力になります。

本業に軸足を置いて一定の安心感を持ちながら、新しい可能性にチャレンジする副業経験は、「いきなり独立はとんでもない」というタイプの人には、とてもフィットした働き方になりえます。

実際に副業を実行している人の時間のやりくりは、朝10時から夜8時まで本業で勤務しながら、副業は主に土日にまとめてこなし、残った業務を平日の夜帰宅後に対応するというスタイルが多いようにみえます。土日の作業時間は2、3時間程度に抑えて、無理なく継続していくことがポイントになるようです。

依頼さえあれば、経験職種だけに限定せず、幅広い業務にチャレンジし、新しい領域の知識をインプットすることによって、稼ぎながら自己研さんにつなげるというメリットもあります。自分が経験してきたスキル資産を活用して、ぜひ自分の力で可能性を押し広げていただきたいと思います。

※「次世代リーダーの転職学」は金曜掲載です。この連載は3人が交代で執筆します。

黒田真行
ルーセントドアーズ代表取締役。日本初の35歳以上専門の転職支援サービス「Career Release40」を運営。2019年、中高年のキャリア相談プラットフォーム「Can Will」開設。著書に『転職に向いている人 転職してはいけない人』、ほか。「Career Release40」 http://lucentdoors.co.jp/cr40/ 「Can Will」 https://canwill.jp/

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