メルセデスAMG CLA45 S 4MATIC+ クラス最強に感動

2020/5/10
クラス最強をうたう、最高出力421PSのエンジンを搭載した「メルセデスAMG CLA45 S 4MATIC+」を試乗した(写真:神村 聖、以下同)
クラス最強をうたう、最高出力421PSのエンジンを搭載した「メルセデスAMG CLA45 S 4MATIC+」を試乗した(写真:神村 聖、以下同)
webCG

“クラス最強”をうたう、最高出力421PSの2リッター直4ターボエンジンを積んだハイパフォーマンス4ドアクーペ「メルセデスAMG CLA45 S 4MATIC+」に試乗。高速道路とワインディングロードでその走りを味わった筆者は、深く感銘を受けたのだった。

ルックスはスマートで精悍

りんかい線にゆられて東京・品川シーサイドにあるメルセデス・ベンツ日本に試乗車となるAMG CLA45 S 4MATIC+の引き取りに向かいながら、webCG編集部のSさんが送ってくれた資料で予習をする。

プレスリリースには「量産の2.0リッター4気筒エンジンとしては世界最高の421PS」とあって、思わず「よんひゃくにじゅういちばりき」と小声で復唱してしまう。声に出して読みたい日本語というか、自分で自分に読み聞かせをしてしまった。たしか、「ポルシェ911カレラ」の3リッター水平対向6気筒ターボの最高出力は385PSだったはず……。

さらに読み込むと、フロントグリルは「1952年メキシコで開催された伝説の公道レース、カレラ・パナメリカーナ・メヒコで優勝したレーシングカー『メルセデス・ベンツ300SL』で初めて採用された由緒あるものです」とある。

CLAのAとは「Aクラス」のA、だからサイズはそこそこコンパクトで、そこにポルシェ911カレラよりパワフルなエンジンを積み、顔は伝説のレーシングカー。一体どんなクルマなのか。品川シーサイドの駅に降り立ったときに頭の中では、体は子どもだけどものすごくマッチョで顔はおじいさんというモンスターを思い描いていた。

「メルセデスAMG CLA45 S 4MATIC+」は2019年11月にステーションワゴンの「AMG CLA45 S 4MATIC+シューティングブレーク」とともに日本導入が発表された

ところが、実際に対面したAMG CLA45 S 4MATIC+はスマートで精悍(せいかん)な好青年で、垂直方向にフィンが切られた伝説のグリルも、キラキラ、ギラギラしていないぶん、カッコはいいけど威圧感はない。

そもそも、鋭利なキャラクターラインやボディー表面の煩雑な凹凸に頼らずにシンプルな美しさを表現するという、最近のメルセデス・ベンツのデザインへの考え方には大いに共感できる。CLAもそうしたコンセプトにのっとったデザインで、控えめながら伸びやかで品のある造形だ。

伝説のグリルは、そうした美しさを壊すことなく、しっかりとなじんでいた。「おらおらー!」と強めのアピールをする高性能車が多いなか、AMG CLA45 S 4MATIC+は知的な感じがする。と、外観に好感を持ったところで乗り込んで、421PSを始動する。

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