【健康管理】家族の健康をアプリで管理
「Healthy Baby(赤ちゃんの健康管理)」は、テクノロジーとの相性が良いジャンルです。自分の体重や体脂肪、血圧などをデジタル機器で計測し、アプリで管理している人もいると思いますが、これと同じことが赤ちゃんにもできるのです。
たとえば「パパっと育児@赤ちゃん手帳」は、ベビーテックアワード・ジャパン2019 健康管理部門で大賞を受賞したサービス。身長・体重や体温などの記録のほか、赤ちゃんの泣き声で感情を分析する「泣き声診断」や、予防接種の予定を事前にプッシュ通知する機能など、子育てに役立つ機能を備えています。
BtoBでは、保育園とデータ共有できるサービスがスタート。在園時の健康状態や子どもの様子などがいつでも確認できるようになれば、ますます働きやすくなりますね。
【妊娠】妊娠期をサポートするベビテク家電
最後は「Fertility & Pregnancy Help(不妊治療と妊婦さんの支援)」。病院や自宅で赤ちゃんや子宮の状態を確認したいときに使う「分娩監視装置」も、そのうちのひとつ。日本ではまだ個人購入はできませんが、病院や自治体で導入している例はすでに出ています。
例えば北海道大学病院では、現在IoT型胎児モニター「分娩監視装置iCTG」(メロディ・インターナショナル)を使って胎児の心拍と妊婦のおなかの張りをモニターし、遠く離れた病院にその情報を送信して健診する「ましゅうっこプロジェクト」をスタート。すでに受診を開始しています。今後は、個人でも購入やレンタルできるようになるといいですね。
戸井田園子
株式会社INTECO代表。家電を上手に取り入れることで、時間を産む『時産』を提唱する家電コーディネーター。大手住宅メーカーのインテリア研究所・商品企画部を経て、その後独立。家電業界出身ではない中立的な立場と消費者目線での製品評価や解説を行っている。好きな家電は「時産家電」の代表格である、お掃除ロボット。
株式会社INTECO代表。家電を上手に取り入れることで、時間を産む『時産』を提唱する家電コーディネーター。大手住宅メーカーのインテリア研究所・商品企画部を経て、その後独立。家電業界出身ではない中立的な立場と消費者目線での製品評価や解説を行っている。好きな家電は「時産家電」の代表格である、お掃除ロボット。
(構成 井上真花=マイカ)