みんながハッピーになる組織づくり 早大で楽しさ知る杉本哲哉・グライダーアソシエイツ社長(下)

杉本哲哉・グライダーアソシエイツ社長
杉本哲哉・グライダーアソシエイツ社長

キュレーションアプリ「antenna*(アンテナ)」を運営するグライダーアソシエイツ(東京・渋谷)の杉本哲哉社長。全国屈指の実績を誇る中高一貫のミッション系男子校、聖光学院(横浜市)を卒業後、早稲田大学に進学する。中学高校時代に熱中した自主制作映画に代わり、英字新聞や早大受験生向け情報誌を発行する出版サークルに没頭。編集にとどまらず、のちの起業に通じる組織運営の醍醐味を知る。

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進学は早稲田大学社会科学部を選んだ。

大学進学にあたっては、映画に関係する仕事に就けるような、クリエーティビティー(創造性)あふれる作品をつくれる環境に進みたいと思っていました。そこで、父に日本大学の芸術学部へ行きたいと言ったんです。すると、好きな道に進みたいのはわかるが、非常に厳しい世界だから、まずは普通の大学に進学してくれ、と諭されました。

そのころには、フィクション映画よりドキュメンタリーに引かれるようになっていました。多くの映画人や作家を輩出している早稲田大学、なかでも社会学への興味が強まり、社会科学部を選びました。

大学では英字新聞「ザ・ワセダ・ガーディアン」を発行する1936年創立の出版サークル、早大英字新聞会に入りました。

はじめは大学でも引き続き、映画を撮りたいと思っていたんです。早大には映画研究会や劇団もいっぱいあるから、より取り見取りだと思っていたんです。ところがいろんな映画サークルを訪ねてみると、なんだかみんな口ばかりなんですよ。「君どれくらい映画見てるの?」「どの作品が好き?」「誰それって監督、知ってる?」とか。どうもそういうのは嫌いで、「まずはやってみなはれ」な性分なもので。

これだったら自分で新しく映画サークルをつくるしかないかなと思いながらキャンパスを歩いていたときに、ある早大情報誌を手にしたんです。どんな人たちがつくっているんだろうと部室を訪ねたら、たまたま英字新聞会だったんです。

もともと書くことは好きですから、シナリオではないけど、記事を書いたりするのもいいかなと。まだ入学したばかりだったので、2年生か3年生になって、友だちができてからまた一緒に映画を撮ればいいやと思い、そこに入りました。結局、そのまま卒業までいるんですけどね。

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