会社持ってるの? 意味取り違えやすいcompanyの用法デイビッド・セイン「間違えやすい英語・聞き手編」(40)company

相手が話した英語を誤解して受け取ってしまった。そんな体験はどなたにもあると思います。日本人向けの英語教育で豊富な経験を持つデイビッド・セインさんは「日本人が聞き手として勘違いしやすい英語表現がある」と言います。今回は「会社」という意味でおなじみのcompanyを使ったフレーズをご紹介したいと思います。

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きょうは金曜日、ユウカとスティーブは別の部署のナンシーとランチを取りました。たまに他部署の人と話すことはとても新鮮で、会話も弾み仕事の話からやがて週末の過ごし方について話題がうつりました。実は今週はお互いの家族を連れて、スティーブとユウカはバーベキューをすることになっていました。せっかくの機会なのでナンシーも誘ってみたのですが、ユウカはナンシーの返事を別の意味にとってしまい、驚きます。

それはこんな会話でした。

Steve: It's finally Friday!
Yuka: This week was really long! We had a lot of different presentations.
Nancy: We started a new system in my department, so we're super busy every day.
Yuka: All of the different sections are busy around this time, huh.
Steve: That's right, that's why we're all looking forward to this weekend.
Yuka: I'm excited about the barbecue!
Steve: Hey Nancy, why don't you come too?
Nancy: I wish I could, but I have company this Sunday.
Steve: I see, that's too bad. Maybe next time.
Yuka: What? Do you run your own business?
Nancy: No way! I'm busy enough already, that's impossible.

日本語に置き換えてみると次のようになります。

スティーブ:やっと金曜日だね。
ユウカ:プレゼンが何件もあったし、長かった~。
ナンシー:うちの課も新しいシステム導入して、毎日バタバタよ。
ユウカ:どこ課もこの時期は忙しいのよね。
スティーブ:そうそう、だから週末が待ち遠しかったよ。
ユウカ:バーベキューが楽しみだわ!
スティーブ:そうだ、ナンシー、君もこない?
ナンシー:できればそうしたいけど、お客様がくるのよ。
スティーブ:そうか、残念。またの機会にね。
ユウカ:え? ナンシーは他にも会社をやっているの?
ナンシー:まさか、こんな忙しいのに無理よ~。

上記は、金曜日を迎えてホッとしている3人の会話です。ランチタイムということもあり、週末のついての話になりました。週末にする予定のバーベキューにナンシーに誘ってみたところ、どうやらナンシーは来られない様子。その理由がユウカには衝撃的でした。ナンシーのcompanyを使ったフレーズをそのまま受け取ってしまったため、誤解が生じてしまいました。

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