それまで共学の環境だったので、男子校に当初、戸惑いを感じた。

中学まで共学だったので、男子校の環境に当初、違和感があったのは確かです。女子とのうまいバランスがあって、クラスは成立する。そんなイメージが自分にあったからだと思います。

いつも男だけで、ふざけたことばかりし無邪気にはしゃいで喜んでいる集団なのに、いざ中間や期末テストになると、がぜん人が変わったようになる。良い成績を取る仲間が多かったのには驚きました。

「授業や部活の傍ら、宇宙のことや理系進学のことなど、よく時間も忘れて話した」という

入学後、初めての試験で自分の成績にがくぜんとなる一方、桐朋生の「見えざる力」のようなものを感じたのを覚えています。目の前の見える世界だけで納得していると、とんでもないことになるぞ、と自分に言い聞かせました。

「理系に進み、その道を究めるとはどういうことか」「宇宙開発の一環で人工衛星に取り組むならば、大学や研究機関のほかに電機メーカーという選択肢もあるのではないか」――授業や部活の傍ら、いまJAXAでも一緒のテニス部時代の同期やほかの宇宙好きの数人のクラスメートと、よく時間がたつのを忘れて話したものです。当時はまだ宇宙工学への興味は漠然としたものにすぎません。でも、高校時代の同好の士との出会いの中で、次第に醸成されてきたのかもしれません。

(堀威彦)

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