「楽天回線」以外での利用は2GBの上限あり

楽天モバイルはいま全国各地でネットワークの整備を進めている最中で、現在の楽天回線エリアは東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・愛知県・大阪府・京都府・兵庫県の一部エリアに限られている。21年3月末には楽天回線エリアを全国に拡大したいとしているが、整備にはまだ時間がかかるだろう。

楽天回線のエリアは現在のところ東名阪エリアの一部と狭く、それ以外の場所はKDDIのネットワークに接続することでまかなっている

だがその間、楽天回線エリア以外で通信ができないわけではなく、エリア外の場所では提携しているKDDIのネットワークに接続する「パートナーエリア」で補っている。しかしながら楽天モバイルのユーザーがパートナーエリアで通信をすると、楽天モバイルは一定の料金をKDDIに支払う必要があるのだ。

そうしたことからパートナーエリアでデータ通信をする場合は使い放題にならず、月当たりの通信量上限が2GBまでで、それ以降は128kbpsに制限されてしまう。少なくともサービス開始時点では、先に上げた地域以外の人がRakuten UN-LIMITを契約してもほとんどメリットがないのである。

またエリア内であっても、いつでも楽天回線で通信できるとは限らない。特に建物の中、具体的には商業施設や地下などで利用する場合に問題になる。建物内や地下などはまだあまり楽天モバイルのエリア整備が進んでおらず、東京都心であってもKDDIのネットワークを活用していることがほとんどなのだ。

楽天モバイルの利用者が、パートナーエリアとは気が付かずに都心の地下鉄などで動画を見てしまい、いつの間にか2GBの容量を使い切ってしまった……といったことが起こる可能性は非常に高い。楽天モバイル側は「My楽天モバイル」というアプリで、楽天回線エリアとパートナーエリアのどちらかが分かる仕組みを用意するとしているが、アプリで確認しながらでないと安心してデータ通信ができないというのは、ユーザーの立場からしてみれば大きなデメリットである。

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現時点ではサブ回線としての利用がお薦め
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