「プレーンノット」の結び方は至ってシンプルだ。大剣と小剣を首の左右に垂らす。ここでは大剣を向かって右側、小剣を左側に垂らしているが、左右逆でも構わない(写真1)。大剣を小剣の上にクロスさせ、大剣を小剣に回していく要領で巻いていく(写真2)。この時、大剣と小剣はねじれないようにすることがポイント。大剣を小剣側に回転させたら、襟元の下に出来た中央の輪から大剣を引っ張り上げ(写真3)、巻いた結び目の内側に大剣を通す(写真4)。これで結び目をシャツの第1ボタンの上まで締め上げれば「プレーンノット」の完成となる。

プレーンノット。結び目の下に「えくぼ」を付けると立体的に見える

「結ぶ時に、よく結び目から手をはなさないで結んだ方がいいと言われますが、手をはなしても大丈夫です。カッコよく見せるには大剣を結び目に通した後が肝心なんです」

結び目の下に「えくぼ(英語ではディンプル)」を付けると結び目が立体的に見える。結び目に大剣を通した後、結び目が自分から見える位置で、両手を使い「えくぼ」を作った後、一挙に襟元まで結び目を締め上げる。この方が片手で「えくぼ」を作りながら仕上げるよりもずっと楽だろう。

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きれいにまとまりやすい「セミウィンザーノット」