自分が探しているファッションアイテムについての質問を投稿すると、登録された全国のショップから回答が寄せられるファッションアプリ「FACY(フェイシー)」。提供元のファッション系ベンチャー、スタイラー(東京・渋谷)が、月間100万人を数える利用者からの投稿内容を分析、次のトレンドを読み解く。
メンズ向けの「FACY MAN」の投稿件数の伸び率において、一番多かったのが「シューズ」だった。

投稿内容を詳しくみると、シューズに関する頻出語としては、「スニーカー」に次いで、「革靴」が多かった。

ビジネスカジュアルのスタイルが浸透した影響で、最近はカジュアルに履ける革靴に注目が集まっている。スニーカーブームの反動もあるだろう。かっちりとしたスーツではなく、やや崩したジャケパンスタイルやセットアップを街中でもよく見かけるようになった。
今回は、ビジネスカジュアルのスタイルに取り入れやすい革靴を取り上げる。FACYに登録する各店にそれぞれのおすすめを尋ねた。
ローファーの元祖 手ごろな価格でシーン問わず活躍
「暖冬の影響で、早い時期から春らしい軽快な革靴を探す方が増えています。中でもローファーはなじみやすく、取り入れるハードルが低いので人気ですね」
そう語るのは大阪・南堀江の「HUNKY DORY(ハンキードリー)大阪店」の店主、合田淳三氏。提案してくれたのは、アメリカの老舗ブランド「G.H.Bass(ジーエイチバス)」のローファーだ。同ブランドの魅力は大きく分けて3つあると語る。
「まずはやはり価格です。当店では2万円以下で販売しているので、学生の方でも手を出しやすい。2つ目は幅広いシチュエーションで使えること。ジャケパンスタイルから若者らしいストリートスタイルまで、幅広いスタイルに取り入れられますから。アッパーにコーティング済みのガラスレザーを使っているので、多少の雨なら問題なく履けるのもポイントです」

THE NIKKEI MAGAZINE 4月誕生!
Men's Fashionはこの4月、あらゆるビジネスパーソンに上質なライフスタイルを提案するメディア「THE NIKKEI MAGAZINE」に生まれ変わります。限定イベントなどを提供する会員組織「THE NIKKEI MAGAZINE CLUB」も発足します。先行登録はこちら