デニムはロールアップせず丈詰め

――本日は、コーディネートを3組用意してもらいました。最初はParaboot(パラブーツ)のシャンボードを取り入れたスタイルですね。

「上品な印象の靴なので、シャツを合わせてすっきりとした印象にまとめました」

カットソー 1万800円(セントジェームス)シャツ 1万1000円(セロ)パンツ 2万2000円(リゾルト)シューズ 6万5000円(パラブーツ)

――大井さんは別のインタビューでもシャンボードをおすすめされていましたね。その魅力を詳しく教えてください。

「まず何といっても履きやすいです。幅が広くて甲が高いので日本人の足型と相性がいいですし、クッション性も高い。デザインがシンプルだからビジカジにも対応しますし、デニムやファティーグパンツとも相性がいい。それに、雨にぬれても大丈夫とうたわれているので、とにかく活躍の場が広いんです」

「つま先とサイドをシューケア用品で磨くと、より上品に見せられます。僕が使っているのはM.MOWBRAY(エム モゥブレィ)の『クリームナチュラーレ』のブラック」

――ボトムスにRESOLUTE(リゾルト)のデニムを選んだのはどういった理由でしょう?

「リゾルトのファンの間では、丈を短く詰めたデニムにシャンボード、という合わせがお決まりで。というのも、デザイナーの林芳亨(よしゆき)さんがよくその格好をしているんです。それが純粋に格好よくて、僕もよくまねをしていますね」

――確かにデニムが細身でラフ過ぎないので、シャンボードとのバランスがいいですね。ちなみにロールアップはしないのでしょうか?

「かわいげが出てしまうといいますか、カジュアルに見えすぎるので、革靴と合わせるときは折らないほうがいいと思います。30代、40代のお客様の中にはビンテージデニムブームの名残で赤耳(旧式の力織機で織られたデニム生地の裏側に見られる、特有のほつれ止め)を見せたがる方もいますが、あまりおすすめはしません。『本物』かどうかは色落ちしてできたアタリでも分かりますからね」

――革靴と合わせるなら丈詰めだけで十分だと。トップスの着こなしも気になります。シャツの上に重ねたカットソーはどこのブランドですか?

「SAINT JAMES(セントジェームス)のバスクシャツです。ハイゲージニットを着るような感覚で、グレーの無地のものを選びました」

――ニットほどの重たさはなく、スエットシャツよりも上品ですね。

「あとは袖が9分丈でやや短いので、インナーの袖がちらっと見えるのもポイントです。腕時計やバングルを付けているなら、こんなふうにシャツをロールアップして見せてもいいですね」

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ブーツは裾から「チラ見せ」が鉄則
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