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#日経イチグラ 北海道からのクイズに挑戦 Vol.3

「作問」の魅力

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NIKKEI STYLE

 学校のクイズサークルなどからとっておきのクイズを募って優秀作を表彰する「日経1問グランプリ」(日経イチグラ)には、全国から100以上の良問が集まりました。応募作を順次、ご紹介します。U22編集チーム、クイズメディアQuizKnock、現役強豪プレーヤーである徳久倫康氏、廣海渉氏らが、応募作の中からピックアップしてコメントもつけています。クイズをつくる「作問」の魅力を伝えます。北から順に北海道地区から九州地区までの問題を掲載していきます。

今回は北海道地区の第3弾。

「帯広柏葉クイズ研究会」「道南クイズサークル 臥Q山」「旭川東高校クイズ研究会」です。

帯広柏葉クイズ研究会からの問題

  • Q1

    2009年には好きな男性アナウンサーランキングで殿堂入りも果たしており、『音楽の日』や『ぴったんこカン・カン』など様々な番組の司会を務めているTBSのアナウンサーは誰でしょう?

  • 正解は…

    『安住紳一郎さん』

    現在好きな男性アナウンサーランキングで殿堂入りしているのは桝太一アナウンサーと安住紳一郎アナウンサーのみであり、出てきた番組が全てTBS系列の番組であることから推測で解答ができる問題にした。また、安住紳一郎アナウンサーは帯広柏葉高校出身であるため出題した。(帯広柏葉クイズ研究会の解説)

道南クイズサークル 臥Q山からの問題

  • Q2

    十字街銀座店のサンタクロースや、港北大前店のエルビス・プレスリーをテーマとした内装、餃子(ギョーザ)、ラーメン、オムライスなど店舗独自のメニューなど、一つとして同じものがない店作りが特徴である、函館市と近郊に展開しているハンバーガーチェーンといえばどこでしょう?

  • 正解は…

    『ラッキーピエロ』

    目玉メニューの「チャイニーズチキンバーガー」よりも、各店舗がそれぞれの特色を出していることに重きを置いた問題としました。2月例会で問題を持ち寄り、各会員で合議の上、出題問題を決定しました。(道南クイズサークル 臥Q山の解説)

旭川東高校クイズ研究会からの問題

  • Q3

    函館市にある「球聖・久慈次郎の像」は旭川市にある彼の振りかぶった姿の銅像に対しミットを構えた姿で建てられており、1939年に記録したシーズン通算42勝は未だ(いまだ)破られていない、戦時中に活躍したロシア出身の野球選手は誰でしょう?

  • 正解は…

    『ヴィクトル・スタルヒン』

    旭川市にゆかりがあり、全国的にも知られている人物を題材とした。また、前フリは一部で有名な話で、問題文に「旭川市」「1939年に42勝」「ロシア出身」とヒントをちりばめ、徐々に分かる人が増えるように作問した。(旭川東高校クイズ研究会の解説)

作問へのコメントはこちら

帯広柏葉クイズ研究会へのコメント

<U22編集チーム>

母校の先輩であり、かつ好感度が高いとされている人物が正解ワードだけに、設問のテイストがとても穏やかで好ましいです。安住アナは殿堂入りを果たすほど広く知られており、ほどよい難易度になっています。

知名度の高い人物を扱う場合、プチ情報を積み上げていく構成もオススメです。例えば、2020東京オリンピック(延期が決定)の総合司会に他局がタレントを起用したのに対し、TBSは局アナの安住氏を起用したといった情報や、明治大学時代の恩師、齋藤孝氏と『話すチカラ』という書籍を共著で出していることなどですね。

さらに高校とのつながりを織り込むなら、国語科の教員を目指していた過去や、高校時代に打ち込んでいたことといった、本人のキャラクターを示すような情報を盛り込むと、さらに興味をそそる問題になっていきます。

このほか、番組名をそのままヒントワードに使う以外に、主な共演者の名前を使う方法もあります。出しゃばりすぎず、相手を立てながら、きっちり進行していく安住氏の仕事ぶりを示すうえで、「ビートたけしや久本雅美など、アクの強い相手を引き立てながら、巧みに番組を進めていく~」といった間接的ヒントを用意することもできます。

「帯広柏葉クイズ研究会」は帯広柏葉高校の非公式サークル。2018年の冬から活動を始め現在の会員は17名。ほとんどの大会が札幌で行われるため大会に参加できる会員は少ないものの普段の活動で会員同士切磋琢磨(せっさたくま)している。また、会員の多くは十勝クイズサークルにも所属している。

道南クイズサークル 臥Q山へのコメント

<徳久倫康>

地元ならではの「行ったことのあるひとが有利」な情報が盛り込まれており、早押しクイズの基本である「詳しいひとのほうが先に押せる」原則を守った一歩踏み込んだ構成になっています。前フリに「など」が連続しているなどちょっと情報過多で、どの文章がどこにかかっているのかわかりにくいところが難点ですが、まあそれはそれで店内ごちゃごちゃのラッキーピエロっぽいとも言えます。選者はオムライスが好きです。

<U22編集チーム>

「地域に根ざしたオンリーワンのクイズサークル」という目標をきれいに写し込んだ設問ですね。地域愛とサークル愛が響き合うかのような構成は、サークルの自己紹介を兼ねた設問として理想的です。

ラッキーピエロの各店舗がそれぞれの特色を出している点への着目は、まさに各店舗をよく知る地元在住者だからこそなせる技。それぞれが自由に楽しむというクイズの多様性への共感まで感じ取れそうです。

今回の設問を分析しますと、「内装」「メニュー」の2つの軸があります。「十字街銀座店のサンタクロースや、港北大前店のエルビス・プレスリー」は内装が個性的な点に着目しており、「餃子(ギョーザ)、ラーメン、オムライス」などは店舗ごとのメニューの独自性を紹介しています。軸を1つに絞ってより問題の印象を強めるという手もあるかもしれません。例えば、ハンバーガーを先に示したうえで、中華料理店「シルクロード」の流れをくんだ中華系メニューを説明していくといった方法です。

「道南クイズサークル 臥Q山」は2019年7月発足。メンバーは約10名。毎月1回、早押しクイズ、ステップス函館、忖度(そんたく)付きネプリーグ、イントロなど様々な企画を行っており、目指すところは「ラッキーピエロ」のような、地域に根ざしたオンリーワンのクイズサークルです。

旭川東高校クイズ研究会へのコメント

<徳久倫康>

前振りのエピソードはかなり感心させられました。久慈次郎(クイズ的には都市対抗野球の敢闘賞に名を残すことでおなじみ)について予備知識があると、2人の意外なつながりに興味をひかれます。離れた銅像が呼応するイメージも美しいですし、文章としてもよく整理されています。ただ、スタルヒンのプレー期間は1936年から1955年までと長く、「戦時中に活躍」と限定してしまわないほうが、よいかと思います。

<廣海渉>

前振りは知らなかったです。単純に「へぇ~」ってなりました。素材がいいだけに問題文が気になりますね。1フリ目と2フリ目が独立の情報なのに「建てられており、」と関連があるような書き方がされているのに違和感があります。1フリ目は「函館市にある久慈次郎の銅像は、旭川市にある彼の銅像の投球に対してミットを構えている」ぐらいでいいのではないでしょうか。

<U22編集チーム>

「距離を隔ててバッテリーを組む銅像ペア」という着眼点が優れています。このような「遠距離でのキャッチボール」といえる構図のペア銅像は世界的にも珍しいのではないでしょうか。函館と旭川という2都市にまたがる形で、北海道色を印象づけています。弱いヒントから強いヒントへと、順序よく並べてあるので、気づきのタイミング次第で押しどころがばらける構成も十分に練られています。

設問の最大の意外性は、「距離を隔てて呼応する関係の銅像ペア」だと思うのですが、ここをもっとうまく生かす方法はありそうです。あくまで参考ですが、「北海道函館市にある『球聖久慈次郎の像』は、遠く離れた別の銅像と向き合う格好でミットを構えています。豪快な投球フォームが旭川市で銅像になっている、プロ野球シーズン最多勝の記録を今なお持ち続ける、往年の大選手は誰でしょう?」という形も考えられます。「1939年」「42勝」などの数値情報をあえて省いてしまい、ストーリー性を際立たせる建て付けです。

「旭川東高校クイズ研究会」は現在会員21名で週5日活動を行い、部内杯を不定期で開催している。また、OB,OGの方を交えて例会を行うなど縦のつながりが強いクイズ研究会である。地方クイ研として、「北の雑草魂」で日々クイズの腕を磨いている。

作問に対する考え方は様々です。コメントはあくまで、それぞれの立場からの見方を示したものです。問題と解答は原則、応募いただいた形のまま掲載しています。

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