リコーの全天球360度カメラ 若い女性向けに低価格機
注目の製品使ってみました!
リコーは全天球360度カメラのTHETA(シータ)シリーズの新モデル「THETA SC2」を発売した。普及価格帯のモデルで、2016年10月に発売された「THETA SC」の後継。本体色に4つのバリエーションをそろえた。インスタグラムやツイッターなどをよく使う若い女性層を新たなターゲットユーザーとして位置付けている。
画質をシリーズの中位機に匹敵する仕様に高め、ライブストリーミングなどの専門的な機能を削って低価格化を実現している(下表)。その一方で、表示パネルやセルフタイマーを切り替えるボタンを装備するなどして、より使いやすくした。
撮影シーンに合わせて、新たに「顔」「夜景」「車窓」のモードを備えた。顔は人の顔を検出し、画像の中心に配置して人物をきれいに撮影する。夜景はハイライト領域のダイナミックレンジを広げながらノイズを抑制することで暗い中でもきれいに撮影する。車窓は前後にある2つのレンズの画像処理を独立して制御することで、屋外と屋内のように前後で明暗差の大きな場所でもきれいに撮影できるようにした。
ビルの窓際に置いて撮影したところ、通常のカメラモードでは屋外のみ適正な露出で撮影され、屋内側は暗くなった。一方、車窓モードに切り替えると、屋外の露出が適正なままで、屋内も明るく撮影することができた。
(日経PC21編集 森本篤徳)
[日経PC21 2019年2月号掲載記事を再構成]
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。
関連企業・業界