ハイブランドから古着までミックスして着こなす

その後に登場して「浅草キッド」を歌ったビートたけしの格好もシンプルなタートルニットのスタイルで、これまたネット上で「ビートたけしの格好、菅田将暉とモロ被り!」とプチ炎上した。まぁこれは偶然でしょうけどもね。

菅田将暉さんに自社の服を着てもらいたいというブランドは多い(2019年5月、東京都渋谷区)=共同

むしろ、たけしの格好を真似しているのは菅田将暉である。菅田将暉が好んで着ている私服の一つに「COOGI(クージー)」というブランドがあって、なんと80年代にビートたけしも着ていたニットブランドなのである。その当時流行(はや)った派手な幾何学模様を得意とするオーストラリアのニットブランドで、NYのラッパーに人気があるんだそうだ。

私服は古着屋で買うことが多いという菅田将暉。おそらくクージーの派手な幾何学模様ニットも90年代の古着を揃えている古着屋で見つけて、彼の感性にピンときちゃって買ったに違いない。ちなみによく行く古着屋は東京・三軒茶屋にある「ノワール」というお店だそうですよ。

いずれにせよ、ハイブランドや古着や誰も着ないようなブランドの服を自分らしくミックスしてお洒落に着こなしてまう菅田将暉は、バレンシアガのジャージーにダッドスニーカーを履いて代官山あたりのモード系セレクトショップなんかでお買い物をする、今どきのダサカッコイイ服バカ男子たちの憧れのファッションアイコンなのだ。

でもねぇ、トーク番組「おしゃれイズム」で飲み友達の俳優の東出昌大が「自分の娘が菅田将暉みたいな格好した彼氏を連れてきたら絶対に交際を断る!」と言ってたけど、筆者もそうだな。お父さんは絶対断る。

いで あつし
1961年静岡生まれ。コピーライターとしてパルコ、西武などの広告を手掛ける。雑誌「ポパイ」にエディターとして参加。大のアメカジ通として知られライター、コラムニストとしてメンズファッション誌、TV誌、新聞などで執筆。「ビギン」、「MEN’S EX」、JR東海道新幹線グリーン車内誌「ひととき」で連載コラムを持つ。

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