北野高で得た「楽しませてナンボ」魂 ミクシィ笠原氏笠原健治・ミクシィ会長(上)

高校時代はずっとスイミングスクールに通っていました。北野高校への通学には1時間以上かかるんで、学校から帰ってきて晩ご飯食べてから午後6時にスクールにでかけ、9時ぐらいに戻るという生活でした。勉強は電車に乗ってる間や帰った後でしていました。土曜日もスクールがありましたが、日曜は勉強したり、繁華街や梅田、大阪駅あたりで遊んたりしていました。

学校ではクラスの中では漫画の回し読みがすごくはやっていて、始まった頃の「寄生獣」などを読んでいました。自分はそこで回ってくる政治をテーマにした「サンクチュアリ」というマンガが好きでしたね。

クラスにいたお笑いの達人。コンプレックスや刺激を受けた。

北野高校は古くは手塚治虫さんや森繁久弥さんがご出身。有働由美子さん、ソースネクストの松田憲幸社長、橋下徹さんなども卒業生におられます。クリエイティブな印象があり、自由に歩まれている人たちもいるなという印象を持っていました。実際に入学してからも、友達は勉強もできるけど、サッカー部でレギュラーになっているなど両立できる子が多かったです。

大阪なので特に面白い人もたくさんいました。会話はボケとツッコミで会話がなりたつべきだとか、「笑わせてナンボ」という雰囲気でした。当時はダウンタウンさんが関西ローカル番組に出ていてすごい人気があり、お笑いブームの時期だったので、必ずクラスにも激しく面白い人が何人かいました。

面白くないと取り残される。それがある種のコンプレックスにもなれば、刺激にもなりました。自分はそこまで面白いことができるタイプではなかったので、うらやましかったですね。それでも「お笑いを勉強する」みたいな空気感の中にいました。自分はクラスのみんながいる前では少し引いた感じでいて、親しい仲間同士の場では積極的に出て行くようなタイプでした。

自分が犠牲になっても、人を笑わせ、喜ばせる。これはおもてなしの心などにもつながると思います。振り返ってみると、高校時代には日々刺激を受け、サービス業の根幹にある「人を楽しませてナンボ」という精神を磨かれたと思います。

(田中裕介)

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