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かんきつ塩を使うと、よりおいしくなる料理がある

様々なかんきつ塩を、どのように料理に活用したらよいのだろうか。家庭で簡単に楽しめる使い方を紹介しよう。

●鍋物に

シンプルな昆布だしや合わせだしの鍋の場合、おのおのの小皿に取り分けた後にかんきつ塩をふりかける。特に、少し同じ味を食べ飽きてきた頃に使うと、鍋の温かさでかんきつのさわやかな香りがふわりと立ち昇って鼻腔(びこう)を刺激する。新たな風味が加わるため、新鮮な気持ちで食べ続けることができるだろう。

●焼き魚に

この時期、脂ののった魚の塩焼きにもおすすめだ。焼く前にかけてしまうと、焼いている間にかんきつ類が焦げて炭化してしまうので、焼く前にかける塩は浸透脱水作用が働く程度のごく最小限にし、焼きあがった後に振り掛けるとよい。また、かんきつ類の風味が加わって爽やかになるだけでなく、かんきつ類の苦味と焼いた魚の苦味が同化してうま味をより濃く感じることができる。

●赤身の魚の刺し身に

新鮮な魚の刺し身を塩で食べさせる店も増えているが、実は赤身の刺し身では意外と難しい。赤身の魚の身に含まれる鉄分が塩によって引き出されて、ちょっと血なまぐさく感じてしまうことが多いからだ。その点、かんきつ塩ならば、かんきつ類の酸味がしっかりと赤身の魚の鉄分を打ち消し、うま味だけを引き立ててくれる。場合によっては少しこってりとしたタイプのオリーブオイルや、ゴマ油などをかけるのもおすすめだ。

●苦味のあるリキュールを使ったカクテルに

ジンを使ったり、グレープフルーツなど苦味のあるフルーツを使ったりしたカクテルを飲む際に、グラスのふちの一部にかんきつ塩をスノースタイルでつけておく。かんきつ塩がある部分から飲むと、カクテルとかんきつ塩の苦味が同化して打ち消され、カクテルの甘味やうま味がより引き立つ。さらに、かんきつ塩の爽やかな香りが加わることで、カクテルがまた新しい表情を見せてくれる。

●チョコレートにトッピングする

チョコレートとかんきつ類は非常に相性が良い。特に冬はこってりしたものが食べたくなる時期なので、塩分によって濃厚さが増したチョコレートはうれしく感じるだろう。この時期に多く発売されている口どけの軟らかな生チョコがおすすめだ。

このように、かんきつ塩は料理からデザートまで幅広い用途に使えるし、手軽に料理に新しい風味を加えることができる。1つ持っておくと便利なので、ぜひ色々試してお気に入りの1本を見つけてほしい。

(一般社団法人日本ソルトコーディネーター協会代表理事 青山志穂)


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