「ボウタイ・ブラウス」で古風な貴婦人テイストに

足元はスニーカーを選んで、抜け感を添えています Tory Burch 2020年春夏NYコレクション

クラシックな装いは勢いが続きます。正統派エレガンスを醸し出すアイテムの代表格は、リボンをあしらったボウタイ・ブラウスです。胸元の結び目が気品を漂わせる、レディーライクな着こなしの目印的なディテールです。20年春夏はリボンが長めに、結び目も大ぶりになります。ポジティブ気分を帯びたイエローのブラウスは、たっぷりした袖が古風な見え具合。袖にアクセントを置く「袖コンシャス」は今シーズンも健在。ノスタルジックな印象の花柄スカートでレディーライクな着映えに誘いました。

ボウタイをゆるめに結んで、伸びやかなムードに Tory Burch 2020年春夏NYコレクション

「Tory Burch(トリー バーチ)」はダイアナ妃をイメージしたコレクションを披露しました。どこかロイヤルな品格を宿した装いは、今のトレンド感を映し出しています。ムードメーカーはボウタイ・ブラウス。気品を感じさせる白ブラウスに優美なボウタイが揺らめき、縦長効果まで発揮しました。チェック柄のノーカラー(襟なし)ジャケットを重ねて、英国テイストを上乗せ。さらに、ドット(水玉)柄スカートの裾ラッフルが躍り、優雅な雰囲気を演出。今回はチェック柄とドット柄で組み立てた「柄on柄」のコーディネートが華やぎを添えました。

(画像協力)
トリー バーチ 
https://www.toryburch.jp/

「ポケット」は機能性とジェンダーレスを象徴

デニムのセットアップもスタイリング次第でお仕事ルックに COACH 2020年春夏NYコレクション

機能性を重んじる「ユーティリティー」や、勢いの衰えない「ミリタリー」のテイストを感じさせるディテールが「ポケット」です。実はウィメンズの服には、あまりポケットが付いていません。「COACH(コーチ)」のジャケットで両胸に配した、大ぶりのポケットは、武骨な印象の張り出しタイプだから、メンズライクな見え具合に。ブラックデニムのスカート・セットアップは、ビッグポケットのおかげでりりしい着姿に整いました。鮮やかなイエローのボウタイ・ブラウスがポジティブな差し色効果を発揮しています。

ひじまで袖をまくって、こなれたマニッシュなイメージを増幅 COACH 2020年春夏NYコレクション

使い勝手に優れた羽織物が相次いで提案されています。注目の新顔は、米海軍下士官(CPO=Chief Petty Officer)が着る「CPOジャケット」。シャツとジャケットの中間的な性格の、ライトなアウターです。こちらも大きめの外付けポケットがアイコン的なディテール。タフな雰囲気を醸し出します。カーキの長め丈ジャケットは、CPOをアレンジしたような着映え。特大のポケットが程よくアウトドア感を加えました。オーバーサイズ気味に羽織って、あえてたおやかな風情のスカートでマッチング。足元も足首ストラップ付きのフェミニン靴を選んで、ジェンダーミックスに仕上げています。

(画像協力)
コーチ 
https://www.coach.com
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風が通る生地・加工で涼しげフェミニンに