仕事中なぜ始まる Windowsアップデート止めるには
日経PC21では2月号で「Windows10新版全解説」を特集した。その中で特に反響の大きかった記事を紹介する。今回は何かとうるさいウィンドウズのアップデートを止める方法について。
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ウィンドウズの更新に関する不満で多いのが、勝手に再起動したり、起動時に長い時間を待たされたりすること。こんなことが仕事でプレゼンしているときなどの重要な場面で起こったら最悪だ。勝手な更新に邪魔されたくないなら、事前に設定変更などをして対策しよう。
アクティブ時間を長めに設定、更新を35日間延長する新機能
再起動されるのを防ぐには「アクティブ時間の変更」の設定を見直すのが手っ取り早い。普段からパソコンを使っている時間帯をアクティブ時間として登録し、その間は自動で再起動が実行されないようにする。標準では8時~17時に設定されているので、使い方に合わせて終了時刻をもっと遅くすればよい。
自動更新のタイミングを先延ばしするというのも手だ。バージョン1903以降であればホーム版でも最大35日間の一時停止が可能となった。「更新を7日間一時停止」をクリックするたびに7日ずつ延期される。
ピンポイントで日付を指定したい場合は「一時停止期間」のリストから日付を選べばよい。プロ版は大型アップデートを最大365日、セキュリティの更新を30日延ばすという機能を以前から搭載している。
自動更新をやめて手動に切り替える奥の手もある。フリーソフトの「Windows10 設定変更ツール」を使えばよい。ウィンドウズに常駐してアップデートが始まったら瞬時にブロックしてくれるソフトだ。いつでもブロックを解除できるので、仕事が終わった後の帰宅前など余裕があるときに、手動でアップデートすればよい。ただし、更新を止めたままにするのはセキュリティー上のリスクが高まるため、定期的な更新を忘れないようにしてほしい。
[日経PC21 2020年2月号掲載記事を再構成]
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