欠席するって? 「leave=去る」で起きやすい勘違いデイビッド・セイン「間違えやすい英語・聞き手編」(29)leave

相手が話した英語を誤解して受け取ってしまった。そんな体験はどなたにもあると思います。日本人向けの英語教育で豊富な経験を持つデイビッド・セインさんは「日本人が聞き手として勘違いしやすい英語表現がある」と言います。今回は「去る」や「出発する」という意味を持つ、leaveにまつわる表現をみていきましょう。

◇  ◇  ◇

今月の初め、ユウカの部署には新しいスタッフが何人か加わりました。1カ月ほどたち、仕事に慣れてきたようなので、歓迎会をすることになり、ユウカとスティーブが企画し、幹事を担当することになりました。空いた時間で日程や歓迎会の内容などを一緒に考えて取り組んでいたのですが、肝心のお店に関してはユウカは詳しくありません。そこで、街の事情に詳しいスティーブにお店選びについて相談したのですが、スティーブの返答にユウカは困ってしまいます。

それはこんな会話でした。

Steve: Next Friday looks good.
Yuka: Yeah, it looks like everyone is free on that day.
Steve: Okay, what else do we need to decide?
Yuka: We need to decide where we will eat.
Steve: Ah, that's right. What sounds good?
Yuka: Um, I'm not really familiar with restaurants around here.
Steve: Oh, okay. Just leave it to me. I know a few good places.
Yuka: What, why? You're not coming to the welcome party?
Steve: As if I'd miss it! I'm in charge of putting it together, so I'll be there.
Yuka: Right, right. If you didn't come, we'd be in a pinch.

日本語に置き換えてみると次のようになります。

スティーブ:日程は来週の金曜日で良さげだね。
ユウカ:そうね、その日ならみんな空いてそうだね。
スティーブ:あと決めなくちゃいけないことは何かな。
ユウカ:お店がまだだから決めないと。
スティーブ:そうだったね。どこかいいお店あるかな?
ユウカ:うーーん。私あまりお店には詳しくないのよね。
スティーブ:オッケー、なら僕に任せて。いくつかいい店知ってるんだ。
ユウカ:え、なんで?歓迎会来ないってこと?
スティーブ:まさか!幹事だし。ちゃんと行くよ。
ユウカ:そうよね、スティーブが来なくちゃ困るわ。

上の会話では、ユウカがお店に詳しくなさそうだったので、スティーブは「僕に任せて!」とお店選びを快く引き受けたつもりだったのですが、発言の中にで使った「leave」と言う単語のせいで、ユウカを混乱させしてしまったようです。確かにleave someone aloneで「~を1人にする」という意味なので「不在」を思い浮かべてしまいがちですが、それ以外にもたくさんの意味があります。

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