予約の半分は新規客 ポルシェ初EVはテスラを超えるか

猛威の加速を繰り返し実現

小沢:タイカンにはほかにどんなメリットがありますか。

ビッシェ:タイカンには前後2モーターの4WDシステムが使われていますが、アクスル(前後車軸)には918のノウハウが投入されています。フルタイム4WDですが、リアに2段変速ギアが入り、後輪寄りのトルクを発揮します。

小沢:まさにリアルレーシング技術だ。しかしなぜポルシェはピュアEVをまず全長4.9m台の4ドアセダンで出したんですか?

ビッシェ:違うサイズに既存4ドアの「パナメーラ」があり、競合を避けたかったのです。

小沢:タイカンは実は今世界的に勢いあるEVベンチャー、テスラを打倒することを目指していると聞いていましたが。

ビッシェ:いいえ。競争相手ではないです。

小沢:でもボディーサイズはテスラ「モデルS」にソックリじゃないですか。さらにどこかの記事で「モデルSの0-100km/h加速が2.7秒なのに、タイカン・ターボSは2.8秒だから少し負けている」と書かれているのを読みました。いいんでしょうか?

ビッシュ:(ほほ笑みながら)大丈夫です。それ以外の挙動は優れていますし、何より先日24時間のロングランテストをして、1日で約3400kmを走り切りました。その間、26回連続で0-200km/h加速をしましたが、まったく同じパフォーマンスを発揮しました。テスラは同じタイムで走れないでしょう?

小沢:なるほど。テスラは最初の1回は速くても、すぐに電池やモーターが温まって劣化するし、その猛烈なパフォーマンスをまったく維持できないと。

ビッシェ:詳しくは断言できませんが。

1日で3400キロを走り切る間、0-200km/h加速テストを繰り返し、26回連続でまったく同じパフォーマンスを発揮したという
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