バイクで得た自由と絆 日本ユニシス社長の金大高時代平岡昭良・日本ユニシス社長(上)

ほとんどの学生は電車やバス、自転車などで通学しており、バイクの人はあまりいませんでした。それでもバイク好きな学生が何人かいて、時々バイクで学校に来て、授業をサボってツーリングしたりしました。

出席をとらない学校だったんです。出席よりも、授業についてこられるかどうかを見ているようでした。先生から勉強しろとは全く言われませんでしたからね。

ちょうど高校の頃は、高速道路の北陸自動車道ができたばっかりだったんで、バイクではあちこち出かけましたね。一番遠いところでは、3年生の時に出雲大社まで友人とタンデムで出かけました。夏には涼しくて勉強がはかどるからと親を説得して、バイクで軽井沢の民宿のような施設に行って2週間ほど過ごしたこともあります。

バイクで(金沢市中心部にある繁華街の)片町や香林坊を闊歩(かっぽ)していました。時には昼休みに焼き肉を食べに出かけたりもしました。そこに行くと午後の授業を一つ休まないといけないんですけどね。

バイクで得た出合いから、校外にも仲間ができた。

バイクなどを通じて高校時代に様々な人と知り合ってネットワークができたのが今に生きています。一回も同じ学校になったことがない他校の生徒と卒業後もずっと友達でいて、連絡を取り合っていました。高校の同窓生という関係も色々な良さがありますが、学校は違っても同じ時代を共に過ごした仲間と築いた関係は貴重なものだったと思います。

社会人になってから考えるのが、ネットワーク作りは会社の中だけではダメだということです。仕事関係ではない人たちともネットワークを構築できないといけない。今は仕事抜きで色々なイベントをやったり、飲み会などを通じてネットワークを作っています。その原点が、高校時代にあったように思います。

高校時代を振り返ってみて良かったと思うのは、当時の金沢には暴走族がいなかったことですね(笑)。全く知らない人でもバイクですれ違ったら、必ず合図を出していましたから。バイクで走っていて、からまれたりしたことはありませんでした。

(田中裕介)

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