環境相として念願の初入閣を果たしてはや3カ月。その間に「お・も・て・な・し」の滝川クリステルさんと官邸で授かり婚の電撃入籍発表はするわ、ニューヨークで開かれた国連の環境サミットでのセクシー発言が話題になるわ、そのセクシー発言は惜しくも大賞は逃がしたけれど今年の新語・流行語大賞の候補に入るわ、何をやっても一挙手一投足が注目されて話題になっちゃう人気者、政治家・小泉進次郎氏。
進次郎氏:細身スーツ+ブルー系レジメンタイで若々しく
お父さんの小泉純一郎氏譲りのイケメンな顔立ちといい、今どき風なスーツの着こなしといい、確かにこれまでの政治家にはなかったタイプで、ある意味、日本のJ.F.ケネディと言ってもいい。ちょっと言いすぎか。そこで今回は、そんなみんなの進次郎氏について語ってみたいと思います。本業の政治はさておいて、あくまでも外見でね。
まず、髪形。メンズヘアサロンでは進次郎カットとも呼ばれている、無造作に7.3に分けられたヘアスタイル。現在はかなりきちんとヘアワックスで分けられてコンサバに落ち着いているが、政治家になりたての頃の写真を見ると、襟足もピョンとはねたお父さん譲りのワイルドなライオンヘアで、横須賀の小泉一族は、こと髪に関してはみんなフサフサの育毛剤いらずな家系なんである。羨ましいったらありゃしない。
次に、スーツスタイル。政治家が着るスーツは基本、どこのブランドのものかはわからないようにオーダーメードが多い。代々親から続く銀座の老舗テーラーで仕立てたり、既製品でもイタリアの高級ブランドのものを着ていたりする。
そんな中、進次郎氏は、同世代の今どきのサラリーマンがよく着ている、いわゆるスリープライスっぽい細身なスーツをいつもさらりと着こなして、これがまたよく似合っているのだ。あえて若さと親しみやすさをアピールした計算ずくかもしれないが、お父さんから「政治家は政策が第一。スーツはつるしでけっこう!」という声が聞こえてきそうな、実に気どらない庶民的なスーツスタイルなんである。
ネクタイに関しては、どこのブランドか一見してわからないものを選んでいるそうだが、タイにはかなりこだわりがあるとみましたね。基本は、レジメンタルかドット。色も淡いブルー系の配色を好んでしている。ホームページのイメージ写真を見ても、誰もいない国会をバックに細身のスーツですっくと立つそのVゾーンは、やっぱり淡いブルー系に小さめのドット柄のタイだ。

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