ニュートンのリンゴや仏陀の菩提樹 訪ねてみたい名木

歴史的に重要な木や、壮大な木を見ると、自分が自然の驚異とつながっているような不思議な感覚を覚えることがある。
木は私たちの想像力を刺激する。例えば、後世まで伝わる名著にインスピレーションを与えるだけでなく、木そのものが崇拝の対象となることもあった。
また、ある国の歴史を目撃してきた木もあれば、科学者や宗教家を育てたと伝えられる木まである。
森林浴という言葉があるように、木のそばでマインドフルな時間を過ごせば、心身を癒やし、幸福を感じることもあるだろう。またその美しさから、目を奪われた人々が吸い寄せられるように集まることもある。
次ページ以降でも、ニュートンのリンゴの木や、1000年近く前からフランスの聖地に立つ古木、さらにはサッカー場を覆いつくすほど枝葉を広げたブラジルのカシューの木などを紹介する。
どの名木も、訪れる価値があるものばかりだ。
「スリー・マハー菩提樹」(スリランカ、アヌラーダプラ)

「ボアブ・プリズン・ツリー」(オーストラリア、ダービー)

「ドラゴ・ミレナリオ」(スペイン領カナリア諸島、テネリフェ島)

「大藤棚」(栃木県、あしかがフラワーパーク)

「エンジェル・オーク」(米国サウスカロライナ州、チャールストン)

「パンド」(米国ユタ州、フィッシュレイク国有林)

「カラロックの木の洞窟」(米国ワシントン州、オリンピック国立公園)

「タ・プローム」(カンボジア、シェムリアップ)

「ニュートンのリンゴの木」(英国、リンカンシャー)

「ル・シェン・シャペル」(フランス、アルビル=ベルフォス)

「コットンツリー」(シエラレオネ、フリータウン)

「フォー・ドゥ・ベルジー」(フランス、ベルジー)

「ハーディ・ツリー」(英国、ロンドン)

「ボーベスのオリーブ」(ギリシャ、クレタ島)

「花婿のオーク」(ドイツ、オイティン)

「ティママ・マリマヌ」(インド、アーンドラ・プラデーシュ)

「巨大セコイア」(米国ワシントン州、シアトル)

「カシューの木」(ブラジル、ピランジ・ド・ノルテ)

(文 KEVIN JOHNSON、訳 米井香織、日経ナショナル ジオグラフィック社)
[ナショナル ジオグラフィック 2019年11月22日付け記事を再構成]
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