コンサート動員力、1位は嵐 星野源と米津玄師が躍進

日経エンタテインメント!

トップ10を見ると、昨年は安室奈美恵と福山雅治が入ったが、今年は全組がグループのアーティストとなった。強さを見せたのはボーイズグループ。なかでも4組が入ったジャニーズと、2組のLDHが目立つ。ジャニーズ勢で嵐に続いたのは、61万人で5位となったKis-My-Ft2で、5都市13公演のドームツアーを開催した。7位は関ジャニ∞の59万人。夏に5大ドームツアーを実施し、11月6日から来年4月にかけて2000人規模の全国ホールを回る47都道府県ツアーを行う。8位のHey!Say!JUMPは、11月末から年始にかけて4大ドームツアーを開催中だ。LDH勢では三代目 J SOUL BROTHERSに加えて、今年初の5大ドームツアーを開催したGENERATIONSが56万人で、ついにトップ10入りを果たした。

動員力は小数第1位までが同数のアーティストは、小数第2位以下を参照してランキングした。18年の順位の「-」は50位圏外

また海外勢トップとしては、11月9日から5大ドームツアーを開催している東方神起が9位にランクイン。女性陣では2年連続となるドームツアーを行った乃木坂46が唯一のトップ10入りとなった。10位以下に目を向けても、グループのアーティストは強く、50組中42組と8割を超えている。なお、今年トップ10に入るには最低55万人が必要で、ドーム公演だと約10公演が目安。トップ50に入るボーダーラインは17万人で、アリーナに換算すると約10公演となる。

中堅ソロの星野・米津が躍進

ベテランアーティストの強さは変わらず。今年デビュー40周年を迎えたサザンオールスターズは、メットライフドームも加えた6大ドームツアーを開催し、65万人で4位に。DREAMS COME TRUEは4年に1度のベスト曲ツアー「DREAMS COME TRUE WONDERLAND」を行い、11位につける。ちなみに、トップ50に最年長でランクインしたのは、今年72歳となった小田和正(42位)。昨年5月から始まった全国ツアーの延長戦となるツアーを開催し、9会場で22万人の動員力を誇る。

今年の調査で目立ったのは、デビュー10年未満の中堅ソロアーティストの躍進だ。ボーイズグループや女性アイドルグループに比べると、ソロアーティストに関しては松任谷由実といったベテラン勢もしくは、Nissy(AAA・西島隆弘)のようなグループからのソロデビュー組が圧倒的に強く、新陳代謝がこれまであまり見られなかった。トップ50に入ったソロアーティストは全8組と人数としては決して多くないものの、常連組やベテラン勢を脅かす、中堅組が確実に成長している。

その筆頭は、ソロアーティストの中で初のトップとなった、星野源(10年デビュー)。昨年12月にリリースし、43万枚を売り上げるアルバム『POP VIRUS』をタイトルに掲げ、初の5大ドームツアーを開催。昨年の圏外から16位へと一気に駆け上がった。13年デビューで、初のトップ50入りをしたのは米津玄師(43位)。昨年末に『NHK紅白歌合戦』でテレビ初歌唱を披露して世間の話題をさらった勢いそのままに、1月から「脊椎がオパールになる頃」と銘打った、初のアリーナツアー8カ所16公演を開催した。

エンタメ!連載記事一覧
注目記事
次のページ
未デビューでランクインも
エンタメ!連載記事一覧