クラシックに範を取りつつ、しっかりモダンな要素も。そんな新世代のドレス時計は、キメすぎない今らしい上質ビズスタイルの引き締め役にもうってつけだ。
現代的なドレス時計は今どきセットアップに好適
ビジネスには控えめなデザインのドレス時計が王道とされていたが、近年はスポーティなSSブレスを装着したもの、あるいはディテールにモダンな要素を取り入れたものを着け、さりげなく袖口の主張を高めることが主流に。名門オーデマ ピゲが久々に放った新コレクション「CODE 11.59バイ オーデマ ピゲ」も、そうした潮流に沿うもの。遠目は正統派のドレス時計だが、よく見ると隅々まで凝ったデザインワークがなされ、モダンな艶を発散。スーツ姿を個性的に彩りたい向きに絶好の佇まいとなっている。
ここでは、こうした“次世代ドレス時計”を、あえて機能素材のセットアップ+スニーカーといったカジュアルなビズスタイルに着けることを提案したい。こういう装いにはダイバーズやデジタル時計などを合わせがちだが、それでは全体的にラフに傾きすぎる。その点「CODE 11.59バイ オーデマ ピゲ」のような美麗な高級機を着けるとリッチなポイントとなり、大人の格を示すことができるのだ。装いの自由度の高い職種におすすめなテクである。
【 「型破りの流儀」具体策 】
機能性の中にさり気なくリッチ感を取り込む

■AUDEMARS PIGUET/オーデマ ピゲ CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック
クラシックな丸型だが実はミドルケースは柔らかな八角形。この他6時-12時方向に湾曲する風防やオープンワークのラグなど、随所をスタイリッシュに造形している。自動巻き。径41mm。18KPGケース。アリゲーターストラップ。280万円(オーデマ ピゲ ジャパン)

【 「次世代ドレス時計」の基本コーデはこちら 】
ビジネススタイルに節度の範囲内で華やぎ注入
クラシックとモダンがバランスした次世代のドレスウォッチは、同じように様々なテイストを取り込んだ今日的なスーツと非常に馴染みがいい。個性的にしてリッチなニュアンスを生むディテールの数々が、スクエアに偏りがちなビズスタイルに華やぎと色気を添えてくれる。


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