共働き親の時間管理術 手間取る仕事こそやり方見直す

日経DUAL

2019/10/17
仕事と子育てを両立し、成果を出す方法とは(写真はイメージ=PIXTA)
仕事と子育てを両立し、成果を出す方法とは(写真はイメージ=PIXTA)
日経DUAL

働き盛りの共働き親は家でも職場でも大忙し。帰る時間が決まっているパパやママであっても、チームリーダーやマネジャーなどとして責任を果たさなければならない立場の人も多いでしょう。「だらだら仕事しているつもりはないのに、やってもやっても終わらない」「やり残し感をいつも抱えている」といった声があちこちから聞こえてきます。時間マネジメントのテクニックを駆使しながら仕事と子育てを両立し、成果を出してきた達人たちはどんな仕事テクをもっているのか。仕事と子育ての幸せな両立を実現させていくために、ぜひ取り入れてみたい技を紹介します。

■時間の使い方に「これで完成!」というものはない

「忙しい」の「忙」の字は、「心」と「亡」から構成されます。この漢字が表す通りで、忙し過ぎる日々が続いてしまうと、心ここにあらずの状態になりやすく、子どもにも十分向き合えなくなってしまいます。それでは何のために仕事と子育ての両立を頑張っているのか分かりません。

共働き親は、仕事と子育ての両立のために、これまで、すでに様々な時短術を取り入れてきたはず。仕事でもプライベートでもあらゆるムダを省き、効率化を徹底し、「もう削減の余地はどこにもない」と思っている人も少なくないでしょう。

それでも、年齢を重ね、仕事における役割が変化していくごとに、仕事の内容は変化し続けます。リーダー的立場ともなれば、自分自身で進めるべき仕事以外にチームメンバーの仕事を入念にチェックし、必要に応じてやり直しも引き受けざるを得ないこともあります。上司やマネジメント層から突然降ってくる「大急ぎ案件」も加速度的に増えてくるでしょう。

「仕事のやり方は変えていないし、だらだら仕事しているつもりもないのに、時間内に終わらないことが以前より増えてきた」「日々、余裕がなさすぎて、子育てにも十分向き合えない」などと悩みを抱えている人も少なくないのではないでしょうか。

また、スマホやアプリがこの数年間で劇的な進化を遂げたように、時短にも使える便利なツールが日々新しく生まれ続けています。会社が導入するシステムやウェブ上のサービスもどんどん進化しているはずです。

つまり、時間の使い方や仕事のフローは、一度確立させたとしても、「これで完成」というものではありません。ムダを省き、時間の余裕を生み出していくためには、常に自分の「今」の状況にマッチした最新の方法を取り入れていく必要があります。

過去に何度もやったことがある仕事であっても、何も考えずに着手するのでなく、毎回、取り掛かる前に5分でも考える時間を取り、「もっと手早くできる方法はないか」「もっとミスを減らせる方法はないか」と、手順を見直す姿勢が大切と、ECC取締役の塚田訓子さんも指摘します。