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米大統領に飲んでほしい! 飛騨で奮闘、米国人の蔵人世界で急増!日本酒LOVE(14)

米シカゴではトマト味のピザに日本酒をペアリング

17年、コディさんは米国各地を訪問した。米国人のために開発した自分の日本酒はどのように受け入れられるのか、確かめながらプロモーションするためだ。味は日本酒らしいオーソドックスなものに仕上げ、パッケージだけ外国人向けに斬新なものに変えた。

「見たことない日本酒のラベルに、みんな興味津々でしたね。熱かんとはまた違うニューウェーブとして、米国人が醸した日本酒を受け入れてくれました」とコディさん。今、米国では香草などでフレーバーをつけたインフルージョン酒も作られるなど、日本酒のニューウェーブが登場しており、コディさんの酒はその一つとして認知されている。

「日本酒だから和食に合わせる、でなくてもいい。まだ組み合わせたことがないだけで、実はペアリングしてみたらすごくおいしいということもあるかもしれません」とコディさん。本人も来日した当初は、刺し身や納豆が食べられなかった。しかし周囲が「納豆もおいしいよ!」とすすめてくれたので、トマトとチーズを納豆に加えて食べたらおいしいことに気づいたという。

米ポートランドで酒をPRするコディさん(左奥)

「今は米国に戻って、地元のものを食べても逆にあまりおいしく感じなくなってしまった。日本の食事の方が断然おいしい」と笑うコディさん。味覚は食体験によりどんどん開発されてくるものとコディさんは実感している。

だから、訪日観光客や外国人のビジネスパートナーなどにも、刺し身や魚卵を「これもおいしいからぜひトライしてみて」と積極的に勧めた方がいいのでは、とアドバイスする。最初は苦手でも、彼らに日本の食文化を知るきっかけを与えることができるかもしれないからだ。

日本酒をワイングラスで提供することにも、コディさんはちょっと疑問を感じている。「先日、外国人の方に、なぜ日本の酒なのにグラスワインで味わうのですか?」と逆に質問されて気づいた。「私の考えではありますが、ワインのようなフルーティーで飲みやすい日本酒からスタートするよりも、最初からガツンとインパクトのある純米酒や生酛(きもと)・山廃系などからおすすめするのもいいのでは?と思います。外国人は複雑味がある力強い味が好きなので」(コディさん)

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