ハリウッド俳優のギャラ アベンジャーズ勢が上位占拠

日経エンタテインメント!

映画業界誌『バラエティ』などの情報を基にランキング化。ギャラの推定値が「●ドル~●ドル」と幅がある場合は高い金額を掲載した。1ドル=108円で換算

女優トップはスカーレット・ヨハンソンで、『ブラック・ウィドウ』(原題、20年公開)で2000万ドルを得た。彼女は『アベンジャーズ』シリーズに長年ブラック・ウィドウ役で出演しており、『アベンジャーズ』1作目のギャラは600万ドル。『ブラック・ウィドウ』はシリーズ初の単独主演映画で、ギャラが大幅にアップした。

次はアンジェリーナ・ジョリーら4人の1500万ドル。近年活躍が目立つのがジェニファー・アニストンだ。『モンスター上司』『なんちゃって家族』が興収1億ドル超えの大ヒットを記録。実績を上げるのに伴いギャラも上がり、『クレイジー・パーティ』で1500万ドルを得た。

『アベンジャーズ』出演俳優もそうだが、高額ギャラを手にした俳優はシリーズ映画やヒット作の続編出演がきっかけだ。男優では『007新作』のダニエル・クレイグ、『ワイルド・スピード』の人気キャラクター、ホブス役のドウェイン・ジョンソンと主演ドミニク役のヴィン・ディーゼル、『バッドボーイズ・フォー・ライフ』(原題)のウィル・スミス。

女優では『マレフィセント2』のアンジェリーナ・ジョリー、『ワンダーウーマン1984』(原題)のガル・ガドット、『スーサイド・スクワッド』の人気キャラ、ハーレイ・クインを主役にした『バーズ・オブ・プレイ』(原題)のマーゴット・ロビー、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のブライス・ダラス・ハワード。前作のヒット実績に加え、出演俳優が代わるとシリーズ映画や続編が成り立たない(たまに交代はあるが)ため、俳優側が高額ギャラを要求しやすい背景もあるだろう。

トム・クルーズなどがダウン

一方、1990年代から2000年代前半のハリウッドをけん引し、2000万ドルを得ていたトム・クルーズ、ブラッド・ピット、レオナルド・ディカプリオはランキング外。クルーズは1400万ドル(『トップガン:マーベリック(原題)』)、ピットとディカプリオは1000万ドル(どちらも『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』)と報じられている。特にクルーズの激減が目立つ。人気シリーズ『ミッション・インポッシブル』の2作目と3作目でそれぞれ7500万ドルを手にしていたが、最近では主演映画がかつてほどヒットしていないためギャラ減となっている。

(ライター 相良智弘)

[日経エンタテインメント! 2019年9月号の記事を再構成]

注目記事
今こそ始める学び特集