STU48、瀬戸内のシンボルになりたい 船上公演始動

日経エンタテインメント!

瀬戸内7県を拠点に活動するSTU48。今年4月に念願の船上劇場がオープン、7月には今年2枚目のシングル『大好きな人』をリリースして、活気づいている。

2017年3月に誕生。瀬戸内7県(兵庫県・岡山県・広島県・山口県・徳島県・香川県・愛媛県)を拠点に活動。船上劇場「STU48号」が2019年4月に完成。瀬戸内の主要港を回り公演を行う(写真:佐賀章広)

STU48とAKB48を兼任するキャプテンの岡田奈々。デビュー以来シングル3曲連続でセンターに立つ瀧野由美子。共にダンススキルに定評があり、『大好きな人』で瀧野の両サイドを固める石田千穂と今村美月に話を聞いた。

瀧野 『大好きな人』はSTU48が初めて夏にリリースしたシングルです。曲調は明るいけど、恋人との別れを決意した主人公が「大好きな人しあわせになれ!/海に向かって大声で叫んだ」という歌詞がすごく切なくて。

岡田 船上劇場が完成して最初のシングルなので、「出航だ!」という感じをみんな想像していたから、予想外でした。でも、だんだんと歌詞が切なくなるからこそ、キラキラしたメロディーが際立つんだと気付いてきました。

石田 私は「どこか不安げな背中を押したくて…」というところが気に入っていて。悲しい感じもあるけど、この曲は『ペダルと車輪と来た道と』や『夢力』と同じ応援ソングだと受け止めています。

今村 私も同じかな。自分は苦しくても、好きな相手のために背中を押してあげるんだという真剣な感情が伝わるように、レコーディングでは一生懸命切ない声を出しました。ちょっと、眉間にしわが寄っていたかもしれないです(苦笑)。

岡田奈々(左):1997年11月7日生まれ。神奈川県出身。14年、14期生としてAKB48に加入。17年3月よりキャプテンとしてSTU48を兼任。瀧野由美子:1997年9月24日生まれ。山口県出身。サックスが得意で、劇場公演でも腕前を披露する(写真:佐賀章広)

岡田 今までの曲のなかで、歌うのが一番難しいですね。まずAメロはすごい低音から始まるんですが、サビはすごく高いところもあるんです。

瀧野 私は言葉数が少ないからこそ難しいと思いました。これまでは『暗闇』などすごく言葉が詰まっていた曲が多かったから、1つひとつの歌詞に対して感情を込められるように意識しています。

石田 でも振り付けは、ファンの方と一緒にできるシンプルなものです。MVではたくさんのファンの方とSTU48号で、“瀬戸内の波を思わせるウェーブ”をそろえたときに一体感を感じました。

瀧野 『大好きな人』はSTU48で初めての全員選抜曲。振りの撮影では、全員でカノンという少しずつずらしてそろえるところが好きです。そのシーンでは1人でもタイミングが合わないとうまくいかなくなってしまうので、みんなでカウントを確認し合っていっぱい練習しました。

岡田 ゆみりんは3曲連続センターだね。

瀧野 今回が一番プレッシャーを感じずに楽しめています。全員と一緒に歌っている感じがすごくするおかげかな。

岡田 MVでは私だけ東京から広島駅に来て改札を出るシーンを撮りました。その後、みんなは制服で自分だけ私服の衣装で合流するので、引率の先生感がすごかった(笑)。でも、それもAKB48を兼任している日頃の私そのままだし、船上劇場の様子やみんなのかわいさや透明感が前面に出ていて、「これが今のSTU48です」と言える映像になっています。

幅広い世代から愛されたい

17年3月の活動スタートからの念願だった船上劇場「STU48号」が19年4月にオープンし、話題が続く彼女たち。ここでパフォーマンスするのは「GO!GO! little SEABIRDS!!」と名付けられたオリジナル公演。構成・演出をパフォーマンス集団「THE CONVOY SHOW」を主宰する今村ねずみ氏が手掛けたこの公演は、AKB48グループ以外の楽曲をカバーしたり、メンバー同士のMCを最小限にとどめるなど、独自色の強い内容だ。

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