「次はないかな」 女性がイタいと感じる男のデート服失敗から学ぶデートのお作法(上)

プレゼンスコンサルタント 丸山ゆ利絵

プレゼンスコンサルタント 丸山ゆ利絵

また、Cさんは自分が着ているものとの調和も気になったとか。Cさんはピンクベージュのブラウス、濃いベージュのスカート、と同系色でまとめ、全体におとなしめだったので、D氏と2人並ぶとちぐはぐに見えたようです。2人で出かけるのなら、相手と調和するだろうか?という考えも頭に置いておきたいものです。「自分だけ目立つおしゃれではなく、一緒にいる女性が引き立つおしゃれ」を考えることができる男性は、当然女性の間ではかなり評価が高くなります。

3.TPOに合わないので大人としてイタい

これは男性がおしゃれなだけに「残念」というケースです。Eさんという女性はF氏という男性と、ちょっといいレストランでディナーデートをすることになりました。ホテルの中にあるレストランだったので、同じホテルのラウンジで待ち合わせ、F氏を見て「ちょっと違和感」を覚えたEさん。

レストランのドレスコードは「エレガント」だったので、Eさんは、ドレッシーなワンピースに黒のエナメルパンプスを履いていました。

昼間のカフェレストランであれば、「きれい目コーディネート」と思えるようなスタイルでも、夜のシャンデリア煌めくレストランでは浮いてしまう(写真はイメージ)=PIXTA

そしてF氏もドレスコードは知っていたので、ちゃんとジャケットを身につけていたのですが、そのジャケットは、海辺のリゾートで着るような、裏地無しのコットン地でした。ポケットにはドット模様のチーフをおしゃれに入れています。その中には通気性の良さそうなニット調のシャツです。

F氏がはいていたのは白いコットンパンツ。靴を見ると、明るい茶色のUチップ。昼間のカフェレストランであれば、「きれい目コーディネート」と思えるようなスタイルでしたが、夜のシャンデリア煌めくレストランでは、かなり浮いて見えたそうです。Eさんとの雰囲気も合いません。

でも、F氏はジャケットも着て、気のきいたコーディネートにしたつもりでした。では何がいけなかったのか?というと、色や素材が求められる「エレガント」と合わなかったということなのです。

コットンのジャケット、ニット調のシャツなどは、どうしてもカジュアル色が強く、がんばったとしても「おしゃれなカジュアル」以上のものにはなりません。「エレガント」には届かないのです。

また、白いパンツや明るい茶色の靴は「昼間」の雰囲気です。夜の時間帯では、濃いめの色、例えば服であればネイビーやダークグレー、靴なら黒のほうが似合うのです。まして「エレガント」というドレスコードの場合は「夜のダークな雰囲気」を意識したほうが正解です。

ドレスコードや時間帯を意識して、服装を選ぶ男性は「本当のおしゃれをわかっている」「紳士」という印象が強くなります。F氏のようにカジュアルジャケットにもちゃんとポケットチーフを合わせるような気の利いた男性は、TPO感覚を強化して、さらにおしゃれな紳士になっていただくと女性からの信頼感もさらに強くなると思います。

いかがでしょうか? デートの時には待ち合わせの瞬間がとても大切です。「ちゃんと周りや相手に配慮した服装」「見て、知的な印象を与える服装」「ちゃんとしたTPO感覚がうかがえる服装」はビジネスでも大事ですが、デートでもかなり大事なポイント。「来てよかった」と思ってもらえるスタイルをぜひ選んでください。

丸山ゆ利絵
ホテル西洋銀座やアークヒルズクラブなどを経て2010年、経営者などに「ふさわしい存在感」の演出方法を助言するコンサルティング会社、アテインメンツ(大阪市)を設立、代表に就任。15年、ビジネスマンに正しいスーツの着方を指南する「スーツ塾」を開講。 著書に「『一流の存在感』がある人の振る舞いのルール」(日本実業出版社)など。

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