わかり合えない人とどう付き合う 世代で異なる対処法

日経ウーマン

上司や先輩との「世代間ギャップ」から相手を理解できないことが多い(写真はイメージ=PIXTA)
上司や先輩との「世代間ギャップ」から相手を理解できないことが多い(写真はイメージ=PIXTA)
日経ウーマン

上司や後輩が何を考えているのか分からない……。そんな「世代間ギャップ」にストレスを感じている人は、それぞれの世代が過ごした時代背景をのぞいてみませんか? 価値観さえ分かれば、「あの人があんな言動になる理由」が理解でき、イライラがおさまるかも。そこで世代別の人付き合いのコツを専門家に聞きました。

世代別コミュニケーション大研究

好景気に思春期を楽しんだバブル世代の大きな特徴は、消費欲が強く、根拠なき自信があって明るいこと。「若い頃に染みついた『高級=いいモノ』という価値観は消えず、貯蓄率は低い」(サイバーエージェント次世代生活研究所所長の原田曜平さん)。

自信家なのは挑戦できる機会に恵まれ、成功体験が得やすい時代だったから。「多くは苦労せず正社員になれたうえ、就職時は終身雇用が当然。失敗しても会社が守ってくれるし、『人生なんとかなる』と楽観的な人が多い」(マーケティングライターの牛窪恵さん)。

そんな万能感があるからこそ、大谷翔平選手を“二刀流”に挑戦させた栗山英樹監督(57歳)や、箱根駅伝連覇を達成させた青学陸上部の原晋監督(52歳)など、エリート教育にたけた指導者が多いと原田さんは分析する。

だが、基本的に若手の指導は上手ではない。マニュアルがなく上司・先輩の背中を見て仕事を覚え、頑張ればなんとかなった世代なので、コミュ力は高いのに指示が曖昧。「トラブルやミスを防ぐには、『いつまでになんの目的で?』など、若手から細かく確認したり、進捗を共有したりする歩み寄りが大事」(エン・ジャパン人材活躍支援事業部の横田昌稔さん)。

この世代の女性は、女子会や美魔女ブームなど、常に時代の流行を生む担い手。ロールモデルがいないなか、働き続けたという自負がある姉御肌気質も多い。「『Aさんの時代はどうでした?』などと、彼女らの時代や価値観に関心を見せるとかわいがってくれる」(牛窪さん)。

【この世代の特徴&価値観】
1 自信があって明るい
バブル時代の楽しい記憶が色濃く残り、根拠なき自信があって楽観的。
2 消費欲が高く、貯蓄率が低い
グルメ・ブランド志向が強く、かっこいい生活に憧れる。貯蓄が少ない傾向。
3 現実より夢
好景気の恩恵による成功体験が多く、夢や武勇伝を語るのが好き。
4 コミュ力は高いが、指示が大雑把
対面コミュニケーションが常識。頑張る人=エラい。指示が大ざっぱ。
【この世代の男女の傾向】
WOMEN
□ 女子大生ブーム、アラフォー、美魔女など常に時代の担い手
□ パラサイトシングルの「負け犬」も登場
□ お茶くみ、コピー取りは女性の仕事
MEN
□ 多少効率が悪くても、頑張ることをエライとする
□ 他人の目を気にする傾向があり、プライドが高い
□ プライベートと仕事との境界線が曖昧

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