2019/9/26

自分の仕事を「価値」で捉え直してみよう

「そうはいっても、今の仕事でわくわくすることなんてない」「公私混同なんて言語道断」という人も多いかもしれません。しかし、今の仕事を「つぶしがきかない」という言葉でジャッジし、不安感から解決策を外に求めて思考停止しているから、目の前にある「わくわく」に気付いていないという可能性もあるのではないでしょうか。

自分の仕事を「作業」と捉えれば「つぶしがきかない」ですが、「価値」と捉えれば「つぶしがきく」ようになります。例えば現場の事務工程に精通している人だからこそ「機械にもできる/機械には任せられない」作業の目利き力、判断力は磨かれます。自分の仕事は所詮機械にとって代わられると思って仕事をするのと、自分の仕事は人間にしかできない目利き力を育む仕事だと思って仕事をするのとでは、おのずと仕事への意義や楽しみの見いだし方は違ってくるでしょう。今ある会社という環境を使って、せっかくだから自分のやりたいことを実現してやろう! そう思えば日々の仕事にも張り合いがでてくるのではないでしょうか。

今の仕事を頑張りつつも、来る時代に備えることは可能です。副業NGの会社でも、プロボノやコミュニティー運営といった形で今まで仕事で培った知見を形にして本業との相乗効果を出している例、社内のリソースを活用して社外を横断するプロジェクト型で仕事を進めている例、副業OKの会社で本業と副業の相乗効果を生んでいる例、海外の駐在員の妻という立場からキャリアを切り開いている例など、様々な働き方があります。

この連載では、こうした挑戦をしている人たちのインタビューを交えつつ、来るべき時代の生き方を提案していく予定です。今の仕事を続けながら「わくわく」を見つけ、「公私混同力」で仕事もプライベートも楽しむ方法を一緒に探していきましょう。

自由な人生を送りたければ、今の不自由を愛することが先決です。不自由さの中からどうやって創意工夫してきたかの記録をこれから残していきましょう。不自由さから自由を見つける方法こそが、あなただけが知っていて、皆が知りたいことです。それを蓄積していくことで、自分の経験が周囲の役に立つ日がくるはずです。この連載を通じてあなたの一歩を応援していきたいと思います。

池田千恵
朝6時 代表取締役。朝イチ業務改善コンサルタント。慶応義塾大学卒業。外食企業、外資系企業を経て現職。企業の朝イチ仕事改善、生産性向上の仕組みを構築しているほか、個人に向けては朝活でキャリア迷子から抜け出すためのコミュニティー「朝キャリ」(https://ikedachie.com/course/salon/)を主宰。10年連続プロデュースの「朝活手帳」など著書多数。