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被災したらパン作りが必要な理由 ポリ袋だけで簡単に

梶さんによれば「粉は家にあるものでOK。パンに向くといわれる強力粉だとモチモチの食感になり、薄力粉だとフワフワの食感になります。冷蔵庫にオリーブやソーセージがあったら、スライスしてフライパンで焼く際に10片くらいを生地に埋め込むなどのアレンジもできます」とのこと。

横で調理過程を拝見したところ、1時間もかからずにできてしまう手軽さに驚いた。しかも、ボウルや台の上でこねたり、粉を敷いて成形したりなどの工程がないので、粉も飛び散らず洗い物も少なく、まさに非常時の調理にピッタリ。

試食したところ、外はカリッと中はモチッとしていてまさに絶品! こんなに簡単でおいしいのなら、非常時だけじゃなく普段からこの方法で作りたくなる。「発酵させた生地をそのままゆでて『ゆでパン』にするのもおススメです。その場合は、水を入れた鍋にポリ袋ごと生地を入れ、点火して水からゆで、沸騰したら片面10分ずつゆでます」と梶さん。

ゆでパンは手もフライパンも汚れず、フォカッチャよりもさらに手間要らず。水道が使える状態ならばこれも試してみたい調理法だ。

ポリ袋を活用すれば、災害時でもおいしいパンを作ることができる

「ジッパー付き食品保存袋は発酵させている間に口が開いてしまうので、袋の口をしばれる普通のポリ袋のほうがいいです。ゆでる場合は高温に強い『高密度ポリエチレン』使用のポリ袋を使ってください」(梶さん)

1つの調理方法だけでなくさまざまな調理法を知っておくことも防災上、大切だ。クックパッド広報部によれば「2016年4月14日に発生した熊本地震では長く続く余震が特徴的でした。そこで余震時の火災を防止するためにガスを使わない電子レンジ調理が注目されました」とのこと。

余震があるときには卓上カセットコンロとフライパンではなくホットプレートやオーブントースターを使うなど、状況に応じて調理方法を賢く選択しよう。そのためには複数の方法で調理ができるように普段から「予行演習」をしておくといいだろう。

クックパッドでは8月下旬に『クックパッド 防災レシピBOOK』(扶桑社)を刊行。この中にもポリ袋調理のレシピが多数紹介されている。防災の日を機会に食材備蓄庫や防災袋の見直しをするときには、ポリ袋を加えてみてはいかがだろうか。

(ライター 柏木珠希)


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