日経ウーマン

2019/8/28

オトナのスキルアップ入門

弱みを隠さない

禅語の『露堂々(ろどうどう)』は、どこも隠すところがなく、ありのままの自然な姿が現れていること。弱みを隠しながら生きると、どうしてもおどおどしがち。堂々とありのままを見せて、心晴れやかに生きるほうが魅力も上がります。

自分の短所に敏感にならない

自分の短所には気づきやすいが、改善するのは大変。人には必ず長所がある。長所を伸ばすほうがずっと効果が上がる。短所には目をつぶり、長所にフォーカスする図太さがあれば、あなたらしい魅力を引き上げられますよ。

他人に完璧さを求めない

求めすぎない。これが人間関係をうまく運ぶ極意です。完璧を求めなければ、他人に寛容になれる。自分が求めているものをすべて備えている人は、どこにもいない。上司や部下はもちろん、親兄弟や夫、子供、自分だって完璧にはなれません。

時には人間関係を断ち切る

最も心を窮屈にするのが人のしがらみ。気が進まないのに出席する会合や人付き合いは惰性で続けているようなもの。すっぱり見切ることができるといいのですが、難しいなら、「3回に1回だけ出る」などと決めるのがお勧めです。

時には人間関係を断ち切ることも必要に(写真はイメージ=PIXTA)
■私たち、人間関係を見直してラクになりました!

実際、どうやって人付き合いを見直せばいいの? 日経WOMANの読者が人付き合いをやめたり、時間をかけなくなったりしてよかったことを紹介します。

ランチと年1~2回の飲み会だけに
「同僚とはランチのコミュニケーションで十分。飲み会も年に1~2回参加するだけに。その分、趣味に費やす時間と睡眠時間が増え、幸福感が増した」(49歳・通信・事務)

インスタグラムのフォロー先を整理
「キラキラママをアピールしたり、ポイ活をアピールするインスタのアカウントをフォローするのをやめたら、本当に欲しい情報だけが取れるようになった」(33歳・建設・開発)

年賀状を毎年減らす
「元日に年賀状が来なかった人には、自分からも翌年以降は出さないと決めている。おかげで年賀状を出す人を毎年減らすことができた」(32歳・教育・受付)

食事だけの友達とさようなら
「食事を一緒にするだけの友人との付き合いをやめた。ムダにしていたお金と時間を自分のために使えるようになり、貯蓄もでき、ストレスがなくなった」(46歳・IT・サポート)

休日のオフ会を減らす
「毎週のように参加していた休日のオフ会の頻度を見直して削減。集まるまでの楽しみ度がアップし、日常の家族団らんも大切にできるようになった」(35歳・教育・事務)

連絡先を教えない
「ごく少数の人にしか連絡先を教えないようにしている。そうすることで自分が意義を感じられない、ストレスのある付き合いを自然に減らせた」(34歳・公務員)

飲み会は1次会までかランチに変更
「気の進まない飲み会は1次会まで。気の進まないディナーもランチに変更。全部断るのはハードルが高いので、義務は果たしつつ、楽になれた」(45歳・サービス・事務)

この人に聞きました

枡野俊明さん
曹洞宗徳雄山建功寺住職。大学卒業後、大本山總持寺で修行。禅の思想と日本の伝統文化に根ざした、「禅の庭」の創作活動も行う。主な著書に『傷つきやすい人のための図太くなれる禅思考』(文響社)、『心配事の9割は起こらない』(三笠書房)など。

(取材・文 日経WOMAN編集部)

[日経ウーマン 2019年4月号の記事を再構成]